こんにちは、Sarahです。
ここでは通常の二礼二拍一礼ではなく、二礼四拍一礼です。お参りにルールはありませんが、神様の前では
大手住宅メーカー勤務の
インテリアコーディネーター(以下IC)です。
住空間を通して
人を幸せにすることが
インテリアコーディネーターの仕事です。
インテリアに興味があり、
自宅を自らの手でおしゃれにしたいと思う方に
手に入れておくと役にたつ基本的なセオリー(理論)をご紹介します。
今回のテーマは大人旅の愉しみ方です。
ポストコロナの大人旅
〜出雲大社と足立美術館〜③
羽田空港から1時間30分。
出雲縁結び空港に到着しました。
レンタカーで目指すのは、出雲大社から徒歩10分の所にある稲佐の浜です。
稲佐の浜 国譲りが行われた神話の舞台。
神在月(かみありつき)の神迎祭(かみむかえさい)で神々をお迎えする浜として有名です。
全国各地から神様がに集まるため、神無月をこの地では神在月と呼びます。
空港から直行した午前9時半の海岸には、すでに大勢の人が集まっていました。
平日の早朝便にも関わらず、出雲行きの機内が満席だったのは、神在月の影響があるのかもしれません。
神様が一堂に会する場所は、豊かでふくよかなオーラに包まれていると感じました。
神話に登場する神さまは、暴れん坊だったり、泣き虫だったり人間らしい感情があるので親近感が持てます。年に一度、この地に集まり賑やかに会議をしている様子が目に浮かびそうです。
朝の海岸を散歩していると、甲子園で目にする高校球児のように、砂をかき集めビニール袋に詰める人をちらほらと見かけました。
稲佐の浜の砂は、出雲大社にある素鳶社で『お清めの砂』と交換してもらえるそうです。
厚みのある玉子焼きは、ほんのり甘くて辛子マヨネーズとの相性が抜群でした。
米麹で作られた出雲甘酒は、トゲのない甘さで身体に染み入りました。優しい朝ごはんは、テラス席がお勧めです、
車を出雲大社の駐車場に止め、神門通りの御朱印帳専門店に向かいました。店頭のディスプレイに書かれた天赦日の文字。今日は、1年に5、6日しかこない最高の吉日だとか。飛行機や稲佐の浜に人が多かったのは、天赦日の影響もあるのでしょうか?
不勉強と叱られそうですが、神在月も天赦日も意識することなく、スケジュールだけで出雲に来ました。
この良き日に、出雲大社にお参りできることは、まさに幸せな偶然、セレンディピティだと思いました。
出雲大社 勢溜(せいだまり)の大鳥居前に到着しました。お参りは、ここからスタートです。
11月とは思えない澄み渡る青空。
気候にも恵まれ、気持ちの良い参拝日になりました。
祓社(はらえのやしろ)で身を清め、松の参道を穏やかな心を携えて、ゆっくりと進みます。
行き急ぐ気持ちや足取りが、少しずつ身体から剥がれ落ちていきます。
手水舎(てみずしゃ)で、さらに身と心を清めます。
銅の鳥居を通り、拝殿に近づくと写真で見知った
大きな注連縄(しめなわ)が現れます。
ここでは通常の二礼二拍一礼ではなく、二礼四拍一礼です。お参りにルールはありませんが、神様の前では
きちんと住所、氏名を述べ、お願いではなく、感謝を伝えることが基本だと聞いて以来、マイルールにしています。
拝殿後方の御本殿には入ることができないため、
八足門の前からお参りしました。
ここまで約1時間30分。
心がしゃんとする音が聞こえてきそうな時間でした。
街並みに馴染ませた外観も素敵ですが、2階席のインテリアが出雲仕様だと聞いていたため、楽しみにしていた店舗の一つです。
店内は、出雲の空気感を壊さないように仕上げられています。勾玉をイメージしたテーブルや切妻屋根風の天井。檜を想わせる優しい色合いの木や、格子や太鼓を模したスツールなど。和のテイストに溢れています。
大きく切り取られた窓は、木製ブラインドで覆われ、
インテリアイメージが統一されています。
使われている色数は少ないですが、ペンダントライトの緑色のシェードが、茶色のグラデーション配色の中で空間に効果的なアクセントをつけています。
和のインテリアイメージに取り入れやすい色彩計画です。
羽田発7時15分の飛行機に乗るため、5時半に起きました。朝ごはんは、玉子サンドと甘酒。
お腹が空いていたため、5種類の割子そばを注文。
正直、多すぎました。3種類が適量かと思います。
お腹に合わせて、慎重にご注文することをお勧めします。
サーモマグ。
御朱印帳を2冊購入しました。
八雲柄のほかに神在月限定のゴールドの御朱印帳。
中まですべて金色仕上げです。
お参りを終え、チェックインのため宿に向かいます。