■ [ガン予防]アメリカンチェリー…「ガン予防」や「不眠症の改善」に効果的と判明!
アメリカンチェリー(さくらんぼ)は、実はとっても栄養価が豊富なフルーツです。最近では季節に関係なくスーパーで出回るようになった果物の1つですが、本来は、どこの産地でも共通して夏に収穫のピークをむかえます。
1種類しかないように見えて、実はアメリカンチェリーにはいくつもの種類があり、どれも素晴らしい健康効果があります!
アメリカで最もポピュラーなのは、スイートチェリーとタルトチェリーの2種類です。なかでも、最も広く知られる品種はスイートチェリーは「ビングチェリー」、タルトチェリーは「モンモランシーチェリー」と呼ばれています。味は異なるものの、どちらもポリフェノール、アントシアニン、ビタミンCなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。(ただし、乾燥チェリーやチェリージュースには糖分が含まれていることが多いので、無糖のものを選ぶのがベター)
US版『グッド・ハウスキーピング』栄養研究所の管理栄養士と、アメリカ・ノースウエストチェリー生産者協会より、基本的なチェリーの健康効果や、"1日に何粒食べるべきか"など、この機会に再認識したいチェリーの健康知識をご紹介します!
●アメリカンチェリー(さくらんぼ)の健康効果
1.抗酸化物質が豊富
アメリカンチェリーの健康効果の一つは抗酸化作用が期待できることです。果物の色が濃いほど、抗酸化作用が強いともいわれますが、鮮やかなアメリカンチェリーはまさにその代表例です。チェリーの濃い赤色は、心臓病のリスク軽減など、多くの健康効果がある抗酸化物質、アントシアニンを多く含んでいる証拠です。
テキサスA&M農業生命科学大学の准研究員で、ノースウエストチェリー生産者協会の顧問を務めるジュリアナ・D・ノラット・スティーブンス博士は、「アメリカンチェリーには、特定の病気や症状の原因となる細胞の損傷を、防いだり遅らせたりする役割を果たすと考えられている抗酸化物質がたくさん含まれています」と説明します。
さらに、チェリーには抗酸化物質であるビタミンCが豊富に含まれており、コラーゲンの生成を促進するため、肌の健康にも効果的とのことです。
2.ガン予防に役立つ可能性
アメリカンチェリーにはガンの予防に繋がる栄養素がたくさん含まれています。「ある研究によると、スイートチェリーに含まれる化合物が、乳がん、大腸がん、肝臓がん、肺がん、すい臓がん、皮膚がんの細胞など、試験管内のガン細胞の増殖を抑制することがわかりました」とスティーブンス博士は言います。
「ダークスイートチェリーには、フェノール酸、フラボノイド、アントシアニンが含まれており、乳がん細胞の増殖と周辺組織への侵入を抑制することが確認されています。この化合物は、特定の細胞シグナル伝達経路をターゲットにして、乳がん細胞のアポトーシス(細胞の死)を促進し、転移を抑制する効果が期待できます」
3.関節炎や痛風の軽減
29個の先行研究をもとにした、米国農務省の研究によりますと、タルトチェリーとスイートチェリーのどちらも、酸化ストレスと炎症を減少させることが示されたそうです。これは、関節炎や痛風などの炎症性疾患を持つ人々にとって良いニュースです。追加研究では、チェリージュースを飲むと尿酸値が下がり、痛風の発作の回数が減ることが示されていますが、これについて強く推奨するにはさらに研究が必要とのことです。
4. 運動後の回復を助ける
アメリカンチェリーには、抗酸化作用に加え、抗炎症作用も期待できます。この2つの組み合わせは、運動後の筋肉の回復を助け、痛みを和らげる働きがあることが研究で示されています。
「甘いチェリーには豊富な健康効果があり、筋肉の痛みを減少させ、スポーツの回復のための天然の健康補助食品となります。スポーツ選手を対象としたいくつかの研究では、チェリーの摂取は筋肉痛を軽減し、また体力の低下を戻すのに役立つことが示唆されています」と話すのは、セントラルワシントン大学の栄養・運動科学准教授であるケリー・プリチェット博士です。ナプロキセンやイブプロフェンが、炎症を抑えるのに役立つのと同じような働きをすると考えられているそうです。
「新鮮なチェリー、冷凍チェリー、ドライチェリーを食事に取り入れることで、フィットネス愛好家は次の運動に向けてより早く回復できるかもしれません」とプリチェット博士。
5.安眠につながる
アメリカンチェリーは、体内で生成される天然ホルモンであり、不眠症に効果があるメラトニンを含む数少ない果物のひとつです。アメリカンチェリーには、メラトニンの自然レベルを高める働きがあり、タルトチェリージュースは不眠症の治療に効果的であるという研究結果もあります。また、トリプトファンの存在感を高めることで、より長く眠り続けることができると考えられているそうです。
6.心臓の健康増進
アメリカンチェリーに含まれているカリウムとアントシアニンは心臓の健康に貢献できます。チェリーなどのアントシアニンを多く含む果物は、LDL(悪玉)コレステロールのレベルを下げ、HDL(善玉)コレステロールを増加させる可能性があるため、心血管疾患のリスクを下げる可能性があるとする研究が複数発表されています。
アメリカ疾病対策予防センター(CDC)によりますと、チェリーにはカリウムと最小限のナトリウムも含まれており、カリウムを多く含みナトリウムを少なくした食品は、血圧を下げることにより、心臓病のリスクを減少させることができるといいます。
●アメリカンチェリー(さくらんぼ)の活用法
豊富な栄養素の恩恵を受けるには、1日に何粒食べればよいのか気になるところです。専門家によりますと、生のチェリーまたは冷凍チェリーを1カップ程度、ドライチェリーを1/4カップ程度食べるのがおすすめだそうです。
そのまま食べてもおいしいアメリカンチェリーだけど、ドライチェリーをサラダに入れたり、フレッシュチェリーをチーズに添えて一緒に楽しんだり、ヨーグルトに乗せたり、スムージー、グラノーラ、グリルチキンと一緒に....など、他にもいろいろな方法で楽しむことができます。ドライフルーツやフレッシュベリーを使うレシピなら、それをそのままアメリカンチェリーに置き換えてもOKです。
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