知り合いのお父さんが亡くなったそうです。
本人いわく、虐待サバイバー。
虐待されていたのは、主に母親かららしいのですが、
父親の不倫騒動でお母さんの八つ当たりが激しくなり、
お父さんも庇ってくれず、厳しい幼少期を過ごした、と。
だから、亡くなったと聞いて、涙の一つも出ない、とのこと。
結構多いです。
私も、祖父が亡くなった時、
やっとか〜、ってホッとしたし。
別の友達も、お父さんが嫌いすぎて、
お葬式など行わず、最低限の火葬しかしなかったし。
だから、身内が亡くなったからって、
必ずしも悲しいという感情が湧き起こるとは限らないのはわかります。
そして、虐待のレベルもピンからキリまで。
他人が外から見て、あれこれ言うことなんて、絶対にできません。
できないんだけれど、
この知り合いの場合、度が過ぎていると言うか。
相当な、かまってちゃん。
知り合って、かれこれ15年近く。
海外の日本人のコミュニティーなんて、ほんとに小さいのです。
だから、会いたくなくても、ばったり出会うこともしょっちゅう。
とにかく、me me me。
人の話に、途中から割って入ってきて、
自分の幼少期の虐待話に持っていくという、
彼女がその場にいるだけで、空気の流れが悪くなる感じ。
会うたびに、「私は虐待されてて〜。」
を聞かされるので、
彼女がいると席を外す人もいるんですよね。
その虐待話も、4、5歳の頃に、
母親から首を絞められたことと、包丁を突きつけられて、暴言を吐かれたことの二つ。
それを何度も何度も繰り返すから、
それをずっと大きくなるまで繰り返されてたのかと思いきや、
よく聞いてみると、それ以降の話がない。
たった1度でもトラウマってあるし、
嫌味ったらしいことをいうお母さんを持つ友達も何人かいるから、
日々精神的に辛い目にあったのは理解できるけど、、、
「虐待サバイバーだぞ! どうだ!」
って、目をキラキラさせながら話をするのは止めろ。
50を過ぎたおばさんが、
いくら幼少期の虐待体験を叫んだところで、
誰も同情してくれないのです。
だって、昭和生まれの人たちは、
体罰とか日常だったし、
今から思えば、戦争体験をした歪んだ大人たちに囲まれていたんだから、
ちょっと非常識なことも、珍しくなかった。
「私って可哀想でしょ」アピールをすればするほど、
人は引いていくんです。
スターシードは虐待を受けた人が多い。
だから私はスターシード。
という、捻れた発想もよくわからない。
スターシードの自覚があるなら、
地球人である自分の両親を、
温かい目で見守ってやってくれ。
波動を落としてまで、ジタバタするなよ。
スピリチュアルを勉強していくって、
天の言葉が聞こえる、とか、
予知能力がある、
とかいうことではなく、
周りを理解して許していくこととか、
周りに巻き込まれず、常に心を穏やかに保つ訓練をする、
とか、
揺らぎない自分を作っていくことだと思うんです。
「私が受けた傷について、一生許さない。
私が満足するまで、謝れ。
それまで絶縁だ。」
と、喚き倒すのもありだと思います。
親だから、そんな甘えたことを言ってもいいんじゃないかと思います。
ただ側から見て、おばさんのそんな言動は、
単純に醜い。
そして、絶縁したいのは、本人だけでなく、
家族も同じだということ。
お父さんがご存命中、
「財産の振り分けについて話し合いをしたいので、連絡してくるように。
期限内に連絡がない場合は、次女に全て託す。」
というお達しがあったらしいのです。
「相続の話は、そっちが過去の出来事を謝るのが先。
話はそれから。」
と、啖呵を切ったまでは良かったものの、
そこからぷっつりと連絡が無くなり、
たぶんそれなりの遺言書が作られたと思われます。
なぜ自分に主導権があると思う?
遺言書を作成してまで、全財産を次女に残したいと思うほどに、
きっとご両親はうんざりしていたんですよ。
絶縁してやる、ではなくて、
絶縁されている。
そして、お父さんの訃報を知らせて来た妹さんのメールには、
入浴中に急死したことのみ書かれていて、
お葬式の日時や場所など、何も書いてなかったそうです。
要するに、参列するな、と。
あんなに、親の葬式には出ないと豪語していたのに、
この期に及んで、
「お葬式、出ようかな。」
ですと?
家族は、お葬式に呼んでないのに。
さらに、
「自分で決めるのが”面倒なので”、
誰かお葬式に出るべきか、決めてほしい。」
そうやって、簡単に人を引き摺り込もうとするから、
おかしな方向に向かっていくんです。
自分のプライドを優先して、
死に目に娘と会えない、
可哀想な父親
と言っていますが、
実際、可哀想なのはどちらでしょう。
本当は両親にかまって欲しかったんですよね。
それを変なプライドで拗らせたのは、自分自身。
関係を修復したいなら、素直になりましょう。
親に甘えられるのは、
生きている間だけです。