「すぐに断乳したいんです」

 

6か月のお子さんのママが相談にお越しになりました。

 

お話を聞いていると、

断乳をすすめているのはパパと義両親のようす。

 

その理由は、なんと、

「早く二人目を妊娠してほしいから」だったのです。

そのママは

「結婚したら婚家の言うとおりにするもの」だと考えていたようすでした。

 

早く二人目を妊娠してほしい。

そのためには早々に断乳してほしい。

 

そんな義父母や夫の意見に、従順な妻としてがんばっていらっしゃるようすでした。

 

 

そのママに聞いてみました。

「あなたはどうしたいの?」

 

すると、

 

「いろいろ難しいですよね…」

「お義父さんやお義母さんの気持ちもわかるので」

 

いやいや、あのね。

客観的にどうなのかではなくて

 

「あなたはどうしたいの?」

「あなたはどう思ってるの?」

 

そう聞きながら、ゆっくり気持ちを確認しました。

 

そうしたら、

 

「わたしがどうしたいのかなんて考えたこともなかったです」

 

「おっぱい飲んでるときはとくにかわいい。わたしは母乳を続けたい

 

 

 

あのね。

自分のカラダのことを決めるのは自分自身だよ。

 

あなたの子宮。

あなたのおっぱい。

あなたのカラダ。

 

断乳するのかしないのか。

避妊するのかしないのか。

二人目を生むのか生まないのか。

自分のカラダのことを決めるのは自分自身だけ。

 

たとえパートナーだろうと

たとえ義父母だろうと

あなたのカラダについて決めることはできないんだよ。

 

自分はどうしたいのか、意見を言ってもいいんだよ。

 

 

男性も女性も、

自分のことを決める権利があるのは、自分だけ。

 

自分がどうしたいのか。

自分はどう思うのか。

大事にしていただきたいです。

 

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事実に基づいていますが、個人が特定できないように書いています。

 

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「ジェンダーの刷り込みがされないように」

特に男の子のママに読んでほしい本です。

 

 

直井亜紀の書籍ですが、この本にもジェンダーの刷り込みについて書いています。