都内の女子高の講演会でお話してきました。
「福祉」についての講演会をとのご依頼を受け、とっても範囲が広いお題を前に、考えに考えて作ったパワーポイント。
迷った末に、タイトルは…「すべての人が輝ける社会に」に決めました。
私の講演会スタイルはいつも参加型なので、いつどのタイミングでマイクが向けられるかわからないという「寝させない」スタイルです(笑)。
先生方が、
「かわいい生徒たちなんです」
「とってもいいものを持っているんですよ」
「受け止める力がある子たちです」
とお話しくださって、もうそれだけで気合いが入ります。
母子に関する福祉と聞くと、伝えたいことがいっぱいあります。
「どこからが虐待?」
「1回でも叩いたら虐待なの?」
「男女平等について考えようよ。意識していないだけでたくさんある男女不平等」
「学校で勉強するのは多面的な生き方をするためだよ」
「女性だからできる生き方って?」
そして、
「自分のいのちがどのように迎えられたのか」
「いのちは明日も必ずあるわけではない」
「丁寧に生きてほしい」
「若いということは、それだけで無限の可能性!」…
そんなお話もさせていただきたました。
生徒さんたちの感想文には、
私はお母さんに叩かれたことがあります。あのときはお母さんの限界だったのかなと思いました。虐待としつけの線引きが難しいです。
私はまだ16歳でこれからの人生を楽しみたいので、やりたいことはどんどんチャレンジして、悔いのない人生を歩みたいです。
家でお父さんが食器洗いとかしていると「すごいなあ」「めずらしいなあ」と思ったりしていたけれど、その考え自体も男女差別につながると知って驚いたし、私以外にも男女差別が当たり前と思っている人がいると思います。本当の意味での男女差別をなくすことは難しいのかもしれないけれど、「当たり前」という考えを改善していきたいと思いました。
今を丁寧に生きることで未来が少しでも良くなれるなら、勉強ももっと頑張れそうです。勉強は進路のためではなく、自分の将来の可能性であり、将来の生活にもかかわっていると改めて実感できました。
今の毎日の積み重ねで将来が大きく変化すると思ったので、今はたくさんのことに挑戦してみたいです。
たった1時間の時間だけれど、自分の考えがよい方に変わっていく大切な時間でした。とっても説得力のある話し方だったので、「こういう考え方もあるんだ」とか「正解はない事もあるんだ」とか。今まで学校の勉強をすることに意味はないと思っていたし、「この勉強をしたって将来の役に立たない」って思っていたけれど、今日の話を聞いて「将来いろんなことに役立つ考え方をする訓練」を今はしているんだと思った。
当たり前の生活をしていることが、どれくらい宝物なのかと感じました。いのちの重みを感じました。
今までは新しいことを始めるのが苦手で、また次の機会でもいいやと思うこともあったので、すごく視野の狭い人生を歩んできたんだなあと思いました。もっと自分の知らない世界を知りたくなりました。16年生きてきて○○○の仕事に就きたいと思ってきたけれど、いろんな仕事を調べて進路を考えたくなりました。
しっかり受け止めていてくれている感想文を読んで、「伝わっていてうれしい」と思います。
この講演会のきっかけは、以前にさら助産院に通っていたママさんがこの学校の先生だから。こうやって、いろんなつながりの機会をいただけることにも感謝でいっぱいです。
学校のホームページでもご紹介くださいました。
校長先生、西村先生、ありがとうございます!