岩槻商業高校1~3年生の生徒さんへ、性教育講演会へ行ってきました。

高校生へお話しする講演では、いつも

「自分が高校生の時にどんな話を聞きたかったか」を思い出してお話しています。

 

わたしは、

「○●するべき」

「△▼したらだめ」

という話はあまり好きではありませんでした。

 

なので毎回、参加型の講演スタイルです。

 

 

今回は「高校生の性の相談あるある」について、

先生や生徒さんを巻き込んだ劇をしました。

 

かっこいい先生の口から「AV」とか

まじめな生徒さんから「ラブホ」とか

そんな言葉が出るだけで会場内は大爆笑。

 

 

 

意外と知っているようで知らない性の知識をクイズ形式で進めました。

 

生徒さんたちはしっかり受け止めてくれていて、どの子も本当にかわいい。

 

感想文は、用紙いっぱいに書かれていて

内容はもちろんだけれど、気持ちを書きたいと思ってくれていることだけでもうれしくて胸がいっぱいです。

 

生徒さんの感想文を紹介します。

 

「その場だけの感情ではなく、先のことを考えて行動したいと思います。講演会でたくさんのことを知れたので、相手の気持ちを尊重できる人になりたいです」

 

「講演の最後の方で、『赤ちゃんは誰もが抱っこされて育てられた。たとえ今は家族と暮らしていなくても、抱っこされて育てられた事実は変わらない』という言葉が印象に残った」

 

「自分のことを大事にしようと思った。私は自分のことが嫌いで、自分なんてどうでもいいやと思って暴飲暴食していたこともありました。でも、これからは自分で自分のことを守りたいと思いました」

 

「最近はずっと親とケンカをしています。でも今日の話を聞いて、大事に育てた子供なんだからそりゃあ心配するなあと思い返すことができたので、近いうちに親に自分の気持ちを嘘偽りなく伝えて、お互いに納得できるように話し合いたいです」

 

「性感染症は性行為をしなくても感染してしまうこともあると知って驚きました。避妊については、たとえどんなに頭のいい人でも間違った情報の人がいると知って、今日教わったことを忘れないようにしたいです」

 

「家族についていろいろ考えていました。話にすごく説得力があって、いろいろ思い出していたら涙を耐えるのに必死でした。私も新しい家族を迎える日が来たらお母さんのようになりたいし、あき先生のようにあったかい言葉を使う大人になりたいです」

 

「好きだからって束縛しすぎるとDVになると知った。避妊より選妊という言葉はすごくいいと思った。自分がやりたいという思いだけではなく、相手のことを考えて守っていきたいと思った」

 

 

先生方も、生徒さんへの愛情にあふれていて

みなさんとても素敵な方ばかりでした。

学校のホームページでもご紹介くださっています。

 

ご縁をつないでくださった養護の先生、先生方、お世話になりました。