28年度の「いのちの授業」がすべて終わりました。
講演会の機会が増えても慣れることは決してなくて、毎回全力で臨んでいます。
講演活動をする際に一番気がかりなのは喉の調子。お話するときにガラガラ声になってしまわないように、私は常に喉の保湿を意識しています。今年度も、喉の調子で迷惑かけることなくお話しができたことに安堵しております。
この1年間で何人くらいにお話させていただいたのかな~、と数えてみました。
なんと、28年度は、
1年間で4400人!
わお( ゚Д゚)!
一度にお伝えする人数は、クラス単位から全学年対象とさまざま。改めて、1年間でこんなに多くの生徒さん・先生方にお伝えする機会をいただけたことに感謝です
3月は、吉川市立南中学校・中央中学校・彦糸中学校の生徒さんにお伝えしてきました。
★吉川南中学校のお写真。
吉川南中学校には、大学生2人も参加して「誤った、性の都市伝説あるある」のトークをしてもらいました。
★三郷市立彦糸中学校は今年で7年目。
毎年、先生方の生徒さんへの大きな愛に感動する出来事が…。
教員というお仕事は、生徒さんを見守り育てる素晴らしいお仕事だと改めて感じます。
★吉川市中央中学校では、高校の合格発表直前のピリピリした雰囲気。
中央中学校とのご縁をつないでくれた、養護の俵積田先生と。
「いのちの授業」では、いのちの始まりから、いのちの成長をお話しています。
そして、家族や、未来や、恋愛や、生きることや…そんなことを考え感じあうプログラムです。
そんな「いのちの授業」を受けた生徒さんたちの感想文から。
「親から怒られたりするとき、私のことを本当に好きでいてくれるのかなって思ったり、口だけなのかなって思っていました。けれど、今日の講演を聞いて、私のことを嫌いなわけないなって思えました。そして、親のことをウザイとかキモイとか絶対に思っちゃいけないんだと思えました。これから辛いことがあってもめげないで、今日の話を思い出して頑張っていきたいです」
「授業を受けて心が軽くなりました。いつか自分は子どもを産むんだという恐怖から解放されました。出産はとても痛いという印象が強いのですが、生まれた後の喜びは大きいんだなと改めて思いました。この先、私のことを大事にしてくれて愛してくれる人と向き合いたいです」
「私は時々自分を責めてしまいます。身長が165cmもあって、何で女子なのにこんなに大きくなっちゃったんだろうって。だけど、今日の授業を受けて、自分ともっと向き合い最終的には自分のことを好きになりたいと思いました」
「ほぼ毎日のように、ニュースで自殺や殺人の事件を聞いて、命の大切さを忘れていたのかもしれません。改めて、自分のいのちや他人の命の大切さを考えました」
「生まれるまでの過程は理科で習っていたけれど、あんなに大変な愛の塊だと初めて知りました」
「女性はいのちを生み出すときに痛みを伴うのだから、男性はもっと女性のことをいたわるべきだと思う。もうこれからは女子をバカにすることはしないと決めました」
「最近、母とよくケンカをします。なんで自分だけ?と思っていたけれど、母は私のことを大切に思ってくれているから厳しいことを言ってくれているんだと思いました。改めて家族のことが好きになりました」
「いのちの授業を受けて、今まで考えていたことだけではなく、さらに考えなくてはいけないと思いました。今こうして生きているっていうのは簡単なことではなく、大変な思いをしたのだと思いました。もう15歳なので親に反抗することもあります。反抗しても素直になれないのですが、ここまで育ててくれてありがとうという気持ちをもって、迷惑をかけないように親に許してもらいたいです」
「今まで命に関することをたくさん学びましたが、いのちを考えたことなんてありませんでした。世の中にはいじめというものがありますが、全員がもっといのちのことを考えて深く知れば、いじめはなくなっていくと思います。こういう機会をいただけて感謝しています」
丁寧に書かれた感想文は、何度読み返しても胸がいっぱいになります。
今年度も、たくさんの方に支えていただき、そしてうれしい出会いがたくさんありました。これからも切磋琢磨して取り組んでまいります。