草加市立八幡小学校の5年生対象に「いのちのおはなし」を届けてきました。PTA役員さんたちが企画し、実現してくださったうれしいご縁です。



とってもかわいい小学生の反応。中にはいのちに詳しい「いのち博士」の男子くんもいて、その知識に

びっくり。「頭ではなくて心で聴いてね」と伝え、子供たちの真剣なまなざしにきゅんとします。


いのちの始まりから、おなかの中でどんなことを頑張っていたのか、そして生まれるときに発揮した力。お母さんのおなかの中にいた時から、たくさんの大人に守られて育ってきたいのちのおはなしです。


そして…。子供たちの感想文がすごすぎる。A4用紙にぎっしりと書かれた、5年生の感想文。



「ぼくがおどろいたのは、赤ちゃんは愛されないと死んでしまうことです。ぼくは、愛は顔に出る、愛は伝わる、愛は生まれてきてくれたかんしゃ、喜びであると気づきました。ぼくが生まれてきたときのお母さんの顔を思いうかべると、ぼくが生まれてきたことにはちゃんと意味があると気づきました。このことに気づかせてくれた授業にかんしゃしています」←詩人の男子くんです


「いのちは、自分の宝物の何倍も大切ということを、この授業を受けたからわかった。このことに気づけなかったら、危険な行動やいのちにかかわる大変なことを気軽にしていたかもしれなかった。いのちという大切な言葉は『生まれてきてよかった』という言葉と同じ意味を持っている。生まれてこなかったら、今自分はここにいなくて友達や家族には会えなかった」


「ぼくは今日のじゅぎょうのことをお母さんやお父さんに教えてあげたい。そして自分がどのように生まれてきたのかを聞きたいです」


「私は、お母さんをたくさんきずつけたり心配させたりしました。自分を大切に育ててくれているのに、私は何もしないまま悪い言葉も使っていて申し訳ないなあと思いました。たんじょうびとかクリスマスとかは、プレゼントや友達とあそぶパーティなどもいろいろしてくれているのに、私はもらうだけであそぶだけでした。お母さんにかんしゃしたいです」


「いじめられるために生まれてきた人はいないという言葉は、本当にそうだなと思いました。いじめるためにもいじめられるためにも生まれてきた人はいなくて、愛されるために生まれてきたと思いました」


一生懸命に書いてくれた感想文を読んでいると胸がいっぱいになります。この子たちの未来が明るくなるように…と願わずにはいられません。


続けて、保護者さん対象の「家庭で伝えるいのちと性」のお話。



子供たちを取り巻く性の現状や、「家族」「いのち」「誕生」という視点からどのように子供たちに伝えていきたいか…。性行動開始年齢が早い子どもの共通点など、保護者世代として共有したいお話。


保護者さんが書いてくださった感想文から。


「最近はニュースで、思春期の子供が性犯罪…とても悲しいです。人間の体をおもちゃのように扱う現実がとても悲しいです。わが子にはこんな人間に絶対になってほしくありません。だからきちんとおやから伝えなければと思いました」


「自分が昔に受けた性教育とは違い、目からうろこです。タブーだと思っていたことがタブーではないことを学びました」


「こういった講座が、小・中・高の授業で行われる機会が多くなれば、性の環境が変わってくると思いました」


また、先生方も感想文を書いてくださいました。とっても感動しました。


「いのちの始まりから誕生、赤ちゃんのお話まで、ストーリー仕立てに話してくださってわかりやすかったです。子供たち一人一人が『自分は生まれてきてよかったんだ』『愛されてきたのだ』と実感できたのではと思います」


「結婚もまだせず、子どももまだいずに、保護者の方がされている感動を実際に体験していない私が性教育をどのようにするのがよいかと思いながら参加させていただきました。(中略)奥さんになる人には心を潤してもらえるように、心からのサポートをしていける心の広い男にならなくてはと感じることができました」


保護者の皆様、先生方、ありがとうございました。つないでいただいたご縁に感謝します。PTA役員さんたち、たくさんたくさんありがとうです(*^-^*)