三郷市立南中学校の2年生158人に、南中祭「人と人の助け合い講演会」として「いのちの授業」を届けさせていただきました。
三郷南中学校は、今年で2年目。生徒さん同士で昨年の講演会の情報交換がされていたらしく、とっても話しやすい雰囲気でスタートです。
生徒さんたちにもどんどんマイクを向けて「いのちクイズ」を出していきます。いのちに詳しい男子くんが何人も登場!
お誕生のDVD鑑賞では、どの生徒さんも真剣に見入ってくれていました。
いのちの始まりから、おなかの中や生まれるときにどんなことをしていたのか。そして全員が、歩くようになるまで誰かに抱っこされて育ったという事実。いのちを学ぶのではなく、「いのちを感じる」お話です。
授業を聴いてくれた生徒さんたちの感想文を紹介します。校長室で読みながら、泣きそうになるのを必死でこらえていました。ピュアな感受性…。
「私がまだ赤ちゃんだったころ、お母さんや家族が私に向けて幸せそうな笑顔を浮かべているところを想像したら、なぜかわからないけれど泣きそうになりました。もともと感動するとすぐに泣くのですが、今回はいつもと違った感動を味わった気がしました」
「今日一番感じたことは、お母さんは自分を産んでくれた時、やさしく笑ってくれていたんだということです。札のこられてばっかりで、最近はお母さんの笑顔を見ていない気がしました。私のこと嫌いなのかな、とか考えていましたが、そんなことないんだと知りました」
「私は○兄弟の末っ子で、もう私の前に○人も生んでいるから、少しは赤ちゃんに冷めてきているんじゃないかと思っていました。けれど、冷めていたら私はここにいないのかもしれません。愛されていたから私は今ここにいる、そう思ったら心の中が熱くなりました」
「私は今、とってもあたたかい気持ちです。今日のお話を聞いて、自分のことを、周りの人たちのことを、すごく優しい気持ちで見つめることができる気がします。その反面、今までの自分に、いら立ちや公開がわいてきました。私は両親や友だちに、冷たい言葉や態度をとってしまうことがあります。そして、自分はここに必要ないのかなと思ったこともあります。でも今日からは、『そんなことはない、すべての人が大切ないのちを持っているのだ』と心の底から思えます」
「今まで思っていた気持ちが一新されました。今までは、たまに『自分がいてなんかいいことなんかあるの?』
とか考えることがありました。でも親は、自分が生まれてきたことによって幸せになれるのだと感じました。親に、これからも冷たい態度をしないようにしたいと思いました」
「赤ちゃんができたとき、おなかの中では針を刺した時の穴の大きさしかなかったことにびっくりしました」
14歳の心で、「いのち」「生きる」「家族」について…何かを感じてくれていたらうれしいです。かわいいお花もありがとうございました。