昨日の試合、最後の最後まで目が離せませんでした。


ファイターズの先発・北山亘基投手が、なんと9回二死までノーヒットノーランの快投。

球場全体が歴史の証人になるその瞬間を、息を呑んで見守っていました。

 

しかし――あと一人、あと一球のところで打たれたのは、痛恨の一発。


レフトスタンドに吸い込まれるようなホームランで、快挙は幻に終わりました。

 

それでも、終わってみれば4対1の完投勝利。

安打わずか1、与四球も1という、これ以上ないほどの内容。北山投手はマウンドに立ち続け、最後まで自ら試合を締めくくりました。

 

誰もが「惜しい」と感じた一方で、「すごい!」という感動が勝った試合だったと思います。

記録には残らなくても、記憶に残るピッチング。

チームの未来を担う投手がここにいると、誰もが確信したはずです。

 

野球の神様は、ほんの少しだけ意地悪でしたが、それでも十分すぎるほどの感動をありがとう。


北山亘基、そしてファイターズの選手たちに拍手を送りたいと思います。

 

現在、当講座では後期研修医が日々、活き活きと臨床・教育・研究に励んでいます。

手術室や集中治療室での麻酔管理はもちろんのこと、指導医やスタッフと連携しながら、一人ひとりが自分のペースで着実に成長を重ねています。

 

頼もしい姿を見ていると、医療の未来が明るいことを実感します。

来年度の後期研修医の内定も順調に進んでおり、新たな仲間との出会いが今から楽しみです。

 

当講座の後期研修プログラムに興味のある方は、ぜひ一度見学にいらしてみてください。

現場の雰囲気や指導体制を肌で感じることができるはずです。

道外からの先生も大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせください。

 

麻酔科専門医を目指す第一歩として、私たちとともに学び、成長しませんか?


お待ちしております。

 

セ・パ交流戦もいよいよ終盤を迎えていますが、今年は例年以上に鮮やかな「パ・リーグの強さ」が際立つ結果となっています。

現時点で、交流戦順位の上位1位から6位までをすべてパ・リーグの球団が独占。

対してセ・リーグは7位から12位までと、完全に下位を占める形となっています。

 

パ・リーグはどの球団も負け越しなし。

一方、セ・リーグは1球団たりとも勝ち越しを果たせていません。

これほど明確に結果が分かれる年は珍しく、まさに「圧倒」という言葉がふさわしい状況です。

 

そもそも交流戦は2005年に導入されましたが、その目的の一つに「パ・リーグの活性化」があったことを記憶しています。

当時は、観客動員やメディア露出などでセ・リーグに一日の長があり、「パは地味」という印象が少なからず存在していました。

それを打破するべく、リーグの垣根を越えた対戦が組まれたのです。

 

しかし今や、その図式は大きく変わりました。打撃力、投手陣、戦術の柔軟性、若手選手の育成──どれをとっても、パ・リーグはセ・リーグを圧倒しているように感じます。

かつて「人気のセ、実力のパ」と言われていた時代がありましたが、いまや人気と実力の両面でパ・リーグが主導権を握っているのかもしれません。

 

もちろん、野球は一喜一憂の世界。こ

れがそのままシーズン全体の成績に直結するとは限りません。

それでも、この交流戦で見せたパ・リーグの実力は、確かな説得力を持ってファンの記憶に刻まれるでしょう。

 

セ・リーグの奮起にも期待しつつ、残りの交流戦、そしてリーグ戦後半の戦いを見守りたいと思います。

昨日、久しぶりに予約,事前問診までおこなって献血に行って来ました。


「いまの自分にできる社会貢献って、やっぱりこういう小さなことからだよなぁ」なんて思いながら受付へ。

 

ところが、受付でまさかの言葉。


「4週間以内に海外渡航されている方は、献血をご遠慮いただいております」

 

……え? そうなんですか?

■ なぜ海外から帰ってすぐの献血はNG?

あとで調べてみると、これは「輸血による感染症リスクを回避するため」とのこと。特に次のような理由があるそうです。

  • マラリア、デング熱、ジカウイルスなどの感染症が、潜伏期間中であっても輸血を介して感染するリスクがある

  • 現地での流行状況は渡航者には分かりにくいため、一定の“安全期間”を設けている

  • 特に熱帯・亜熱帯地域、また最近ではヨーロッパやアジアの一部でも感染症の報告が増加しているため、より厳格な対応が必要に

つまり、万全を期して「4週間ルール」が設定されているというわけですね。これはもう、納得するしかありません。

■ そして、ついでにいらない買い物を…

せっかく街中に出たのだから…と、ふらっと入ったお店で、また「自分が使わないもの」を購入してしまいました。
この“献血のつもりが買い物だけ”パターン、なんとかしたい(笑)

■ それでも前向きに

とはいえ、こうして一つ勉強になったのだから良しとします。
次回、海外から戻った後は4週間を空けて、改めて献血に臨みます。
もし同じように「知らなかった!」という方がいたら、ぜひ参考にしてください。

昨日のファイターズ戦は、まさに“ルーズベルトゲーム”の真骨頂でした。

大量リードを許し、スタンドには重苦しい空気が流れていた序盤。正直、「今日は厳しいな」と思ったファンも多かったのではないでしょうか。

私もそのひとりでした。

 

ですが、あのチームは諦めませんでした。

 

点差が広がっても、どこかに「まだいける」という空気が漂っていたのは、選手たちが一打席一打席を大事にし、少しずつ、確実に追い上げていったからこそ。

気がつけば、あれだけ開いていた点差がじわじわと縮まり、終盤には球場全体が逆転の期待でざわついていました。

 

そして、ついにさよならホームラン。

スタンドは総立ち、テレビの前で叫んだ人もいたでしょう。

まさに、野球の醍醐味が詰まった“ルーズベルトゲーム”でした。

 

ルーズベルト元大統領が「野球は8対7が一番面白い」と言ったというエピソードが残っていますが、まさしくそれを体現したかのような一戦。

打線がつながり、守備が粘り、リリーフ陣が踏ん張る。ファイターズの「チーム力」が結集した勝利でした。

 

これがあるから、野球はやめられない。

 

勝敗を超えた「物語」が昨日のゲームにはありました。

そしてその物語の一員でいられることが、ファンとして何よりの幸せです。

 

ファイターズの皆さん、本当にありがとう。明日からの巨人戦、テレビの前で、声援を送り続けます。

 

私は左利きです。


とはいえ、もうそれを特別に意識することも少なくなってきました。

筆記、箸、投げる、蹴る──このあたりは、すっかり左で馴染んでいますし、誰かに改めて聞かれて「あ、そうだった」と気づくような具合です。

 

しかし、何でもかんでも左手で済んでいるかというと、そうでもありません。

たとえば、ドラムやギター。学

生時代に軽音に憧れて手を出しましたが、左右が決まっている楽器の世界では「逆の手」で弾くということのハードルの高さを痛感しました。特にギターは、右利き用を左に持ち替えるだけでは済まず、構造そのものが違います。自然に馴染むことは難しく、今でも「左利きの壁」を感じるジャンルのひとつです。

 

もうひとつ、面白いのがワインオープナー。

最初は「右利き用だと回しづらいなあ」と感じていましたが、最近ではむしろそれに慣れてしまって、左利き用のものを試したところ、「……逆に使いづらい?」という違和感。

これには少し笑ってしまいました。

道具に人が合わせていく、そんな一例かもしれません。

 

そして私にとって唯一「右手で使うもの」があります。

ハサミです。

これは子どもの頃、左利き用のハサミがほとんどなかったせいで、仕方なく右手で練習しているうちに、それが当たり前になってしまったのだと思います。

最近になって左利き用のハサミを買ってみたのですが──うまく切れません。

目線と刃の向きが合わないんです。

右手でスパッと切れるのに、左手だと何とももどかしい。

こういう“右に矯正された左利き”の経験、共感いただける方もいるのではないでしょうか。

 

それでも、自分が左利きであることは、どこか誇らしく思っています。

日常に潜むちょっとした不便も、工夫や適応で乗り越えてきた証ですし、何より「自分だけのやり方」があるということは、人生に少しだけ彩りを与えてくれている気がするのです。

 

今日から、いよいよ北海道神宮祭が始まります。


○○公園の近くに住む私の家の周辺も、朝から少しずつ人の気配が増し、どこか浮き立つような空気に包まれています。

屋台の設営が進み、子どもたちのはしゃぐ声が聞こえ始めると、ああ、この季節が来たのだなと実感します。

 

一方で、世界に目を向ければ、イスラエルがイランへの攻撃を開始し、ますます緊張が高まっています。

海の向こうの話とはいえ、対岸の火事ではありません。国際情勢の不安定さはやがて我々の生活にも影を落とします。

 

そして、足元の日本でも米の価格が高騰し、食卓を直撃しています。

かつては当たり前のように買っていたものが、少しずつ“高級品”のような存在になりつつある現実に、どこか息苦しさを感じる人も多いでしょう。

 

そんな中で、地域のお祭りを楽しめる日常があるというのは、決して当たり前ではない、実にありがたいことだと思います。


平和で、笑顔があり、家族と並んで屋台を見て歩くことができる――そんな「ささやかな幸せ」の積み重ねが、私たちの日々を豊かにしてくれているのです。

 

今日、○○公園の近くでは、また多くの人が神宮祭を楽しみに集うことでしょう。

私もその一人として、感謝の気持ちを胸に、季節の風を感じながら歩きたいと思います。

 

「先生たち、健康のために何かしてるんですか?」
…患者さんや学生さんに、よく聞かれるんです。

 

実は我々、麻酔科医こそ“健康管理が命”の職業です。
 

長時間の手術、夜間の当直、プレッシャーのかかる判断。
 

それを日々こなすために、私たちも地味に努力してるんです

 

今回は、日頃よく一緒に働いている麻酔科医仲間3人と、「ぶっちゃけ、何やってる?」というテーマでおしゃべりしてみました。

 


🩺登場人物紹介

  • Y先生(40代・男):筋トレ系麻酔科医。常にプロテイン持参。

  • S先生(30代・女):栄養と睡眠に超こだわる夜勤番長。

  • 私(60代・男):朝ストレッチ派。プロテインとEPAが相棒。


🗣️【トークスタート】

:「最近、ビタミンDはずっと飲んでるんだけど、他にこれっていうサプリある?」

Y:「やっぱプロテインでしょ。朝飲んで、昼食後にも飲んでる。」

S:「2回!? 本格的(笑)」

Y:「いや、手術で昼食食べられないこと多いから、プロテインで補ってる感じ。筋肉減ると疲れもたまるし。」

:「確かにそれはあるね。私はEPAも飲んでる。脳の疲れが違う気がするんだよね。」

S:「EPA、私も飲んでます。あと、ビタミンDと亜鉛。特に冬は風邪ひきたくないから免疫系は固めたい。」

Y:「それ分かる。夜勤続くと免疫落ちる感じするもんね。」

:「ちなみに運動とかしてる?」

S:「寝る前にストレッチと深呼吸だけ。でもこれが効くんですよ。眠りが深くなる。」

Y:「俺はジム。週2~3回。運動しないとメンタルやられる(笑)」

:「私は朝に軽いストレッチとApple Watchで運動記録。自己満だけど、継続のモチベーションになるんだよね。」


📝【3人の“健康習慣まとめ”】

医師 サプリ 健康習慣 理由
Y先生 プロテイン、マグネシウム 筋トレ週2~3回 手術に耐える体力づくり
S先生 ビタミンD、EPA、亜鉛 ストレッチ・深呼吸 免疫と睡眠の質を重視
プロテイン、EPA、ビタミンD 朝のストレッチ、睡眠環境改善 疲れを翌日に持ち越さないため

✨最後にひとこと

麻酔科医って、「影の存在」みたいに思われがちですが、
患者さんの命を預かる以上、自分の体もきっちりメンテナンスしてます。

 

どれも特別なことじゃなくて、**“小さなことを習慣にしている”**だけ。


みなさんも、まずは自分に合いそうなものをひとつだけでも始めてみませんか?

 

~2018年から続く信頼の年刊レビュー~

 

今年もまた、私が監修を続けている『最新主要文献とガイドラインでみる麻酔科レビュー2025』(メディカル・サイエンス・インターナショナル刊)が刊行の運びとなりました。

 

https://www.amazon.co.jp//dp/4883784924/

 

このシリーズは2018年の創刊以来、毎年、麻酔科学の最新動向を整理し、臨床に役立つ知見を分かりやすく提供することを目的に、多くの先生方にご協力いただきながら発行してきたものです。

麻酔科医が日々の診療の中で「これって今どうなっているんだっけ?」と思ったとき、すぐに手に取れる“臨床の伴走者”のような存在になれたら――そんな想いで監修を続けています。

 

2025年版では、麻酔・集中治療・ペインクリニック・緩和ケア・周術期管理など、幅広い分野を網羅し、国内外の主要文献やガイドラインをもとに、20名以上の第一線の執筆陣がコンパクトかつ要点を押さえた解説を提供しています。

AIやSDGs、温暖化対応といった時代を反映した話題も意識的に取り入れており、今年ならではの内容に仕上がっています。

 

日々の臨床に、研修医の教育にお役立ていただけると思います。


ぜひ、今年の一冊も手に取っていただければ幸いです。

 

~北海道に舞い降りた“日本のステフィン・カリー”~

 

ついに、このニュースを伝えられる日が来ました。


バスケットボール日本代表の新星、冨永啓生選手がレバンガ北海道に加入することが正式に発表されました。

北海道に住む者として、そして一スポーツファンとして、心からの歓迎と期待を込めてこのニュースを綴りたいと思います。

 

冨永選手といえば、アメリカ・ネブラスカ大学での活躍や、パリ五輪最終予選での爆発的なスリーポイントで一躍脚光を浴びた、“和製ステフィン・カリー”の異名を持つシューター。

彼の得点力、判断力、そして何より観客を魅了する華のあるプレーは、レバンガ北海道にとってまさに救世主的な存在です。

 

近年、Bリーグの中でも地元密着型の運営で奮闘してきたレバンガですが、成績的にはなかなか浮上のきっかけを掴めずにいました。

しかし、冨永選手の加入によって、チームの攻撃の幅が一気に広がることは間違いありません。

彼が北の大地で放つスリーポイントシュートが、きっと新しい風を吹き込んでくれることでしょう。

 

そして何より嬉しいのは、彼のプレーを札幌で、目の前で観られるということ。

子どもたちにとっても、これほどの生きたお手本はいないはずです。

冨永選手のひたむきな姿勢や、努力で切り開いてきたキャリアは、多くの人に勇気と希望を与えるに違いありません。

 

これからのレバンガ北海道にとって、冨永選手の存在は希望そのもの。

今シーズン、会場で彼の活躍を見届けられることを、今から心待ちにしています。

 

ようこそ、冨永啓生選手。ようこそ、北海道へ!