https://news.yahoo.co.jp/articles/3fd2500b807de5868a1b79694735c085e50bdba1
謎の脳損傷、米外交官ら130人以上
欧州、アジアでも確認 NYタイムズ
【ニューヨーク時事】
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は12日、キューバや中国に駐在
していた米外交官らが脳に損傷を受ける事例が2016年から相次いでいる
問題で、被害者の数はこれまで知られていた約60人よりはるかに多い
130人以上に上ると報じた。
欧州や中国以外のアジアで新たに確認されたが、同紙はアジアの
地域がどこかは伝えていない。
ロシアの関与やマイクロ波による攻撃を疑う情報はあったものの、
バイデン政権は米国を狙った攻撃かどうかも断定はしていないという。
中央情報局(CIA)や国防総省の職員らも被害を受けた。
19年には外国で勤務する米軍当局者が運転する車が交差点に
差し掛かったところ、吐き気と頭痛に襲われ、後部座席にいた
2歳の息子が泣きだしたが、交差点から離れると吐き気は収まった。
この事例を受け、より広範な調査が始まった。
ただ、国家情報長官室の報道官は
「現時点で、原因に関する明確な情報は持っていない」と述べている。
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https://www.cnn.co.jp/usa/35163440.html
米外交官狙った「音響攻撃」、原因はマイクロ波の可能性大 米専門家委員会
2020-12-7 記事抜粋
(CNN) 中国やキューバに駐在する米国の外交官が「音響攻撃」を受けた
とされる事件で、被害者が脳に負った損傷は指向性マイクロ波エネルギー
の使用による損傷と一致しているという説を、
米国務省の要請で原因究明に当たっていた専門家委員会が発表した。
マイクロ波が故意に使用されたとの結論には至らなかったものの、
不正な目的で使用される可能性はあると述べ、
「そうした筋書きを考えただけで、抑制の効かない邪悪者や
他人に危害を加えるための新しい道具が存在する世界について、
重大な懸念が生じる」とした。
脳損傷を引き起こしたり悪化させたりした原因については、
化学物質や感染症、精神衛生問題の可能性についても検討したが、
いずれも原因ではなさそうだと判断したとしている。
研究チームは被害者のうち、中国の広州に駐在していた外交官の
マーク・レンツィ氏の脳を調べた結果も公表した。
レンツィ氏は2017年に頭痛や難読、怒りっぽさ、記憶や睡眠問題など
の症状に悩まされるようになり、磁気共鳴断層撮影(MRI)検査の結果、
記憶や感情抑制、運動能力などをつかさどる脳内の20領域で、
ボリュームが異常に低いことが分かった。
ボリュームが低い領域は脳の損傷を反映したもの。
一方、検査した107領域のうち3領域ではボリュームが増大していた。
ボリュームの増大はこの部分が脳内の他の領域を補っていた
ことの表れだった可能性を指摘している。
音響攻撃はほとんどが2016年から17年にかけて報告されていたが、
その後も複数の事案が報告されている。
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https://www.afpbb.com/articles/-/3344890
謎のマイクロ波攻撃?増える「ハバナ症候群」 米政府が調査
2021-5-1 AFP】
キューバの首都ハバナに駐在していた米国の外交官らが
原因不明の体調不良を訴えた、いわゆる「ハバナ症候群」と思われる
事例が増えている中、上院情報特別委員会 指導部は4月30日、
米政府が調査を行っていることを明らかにした。
「5年ほど前から、キューバのハバナなど世界各地で、
米政府職員が謎の攻撃を受けているという報告を把握している。
こうした類いの攻撃が増えているようだ」とする声明を発表した。
キューバで最初の攻撃が報告されて以来、中国、ロシアなどにいる
米国の外交官や情報機関職員が原因不明の攻撃を受け、
吐き気や場合によっては脳損傷に見舞われる事例が相次ぎ、
ロシア政府の関与が疑われている。
この攻撃はマイクロ波などの「指向性パルス高周波エネルギー」
によるものだとする仮説を立てた科学者らもいるが、
これまでのところ科学者や医師の間に一致した見解はなく、
真相は今なお解明されていない。
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中国、マイクロ波兵器使用か インド軍否定
2020-11-23