●病院過多による専門医の分散化。

●病床数・医療設備の割に、医師、特に看護師の圧倒的な不足。

(この記事では、専門家の分散が問題とあるけど

コロナ患者を受け入れていない病院の専門医に、

助けを求めていないのかなぁ。。

とりあえず。。医師と看護師への負担はわかった。。

で。。統廃合に追い込まれていた公的病院の大事さが、コロナ禍でわかった。

それにしても。。人口減少と言われる日本で。。

民間病院。。どんどん増えてない。。?なんでだろ。。)

https://news.yahoo.co.jp/articles/7f3e50d0399312bb69b47c7c628e25715aca53c6

コロナ第3波、本当は医療“経営”崩壊だ 

足りないのはスタッフと金、政府はなぜ解消しないのか

コロナ第3波で、メディアは連日のように「医療崩壊」を警告

欧米諸国と違って、桁違いに少ない重症者数、死亡者数で、

なぜ「医療崩壊」が起こるのか。都内の病院長は

「医療崩壊と言うより、本当は医療“経営”崩壊。報道は視点を間違えている

という。  

「医療崩壊というのは、たとえば第1波のときのニューヨークのような状況だ。

患者さんを収容しきれずに野戦病院化し、外には遺体安置のために冷凍車が待機。医療スタッフが足りず、医学生・看護学生や歯科医師まで動員した。

もし日本でこんなことが起きたら、対策が間違っていることになる」

 日本では現在のところ、人工呼吸器もECMO(エクモ)も足りている。

CTやMRIの数は世界一多く、医療設備も充実。

つまり、足りないのは医療スタッフとおカネ。

これを政府が解消しようとしません。現場だけではどうにものならない。

コロナ患者は中等症・重症となると、ほとんどが高齢者なので、ケアが大変

看護師食事や排泄の世話まで担当.。

結果、激務の上、十分な報酬もなく、使命感で勤務を続けた医師や、

看護師は疲弊し退職。

逆に、コロナ患者の受け入れを拒否した民間の病院では、

患者さんが増え、病院の「2極化」。

・・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/c1e06b6b6383c4479ee4620417aad5f30df106f4?page=1

「多すぎる病院」が、コロナ禍で医療現場の危機を招きかねない理由

記事抜粋

 日本医師会などは「医療の緊急事態」を宣言、日本看護協会も春の第1波の際に看護師が離職した医療機関が15.4%にのぼったという調査結果を

明らかにするとともに、現在看護職員の心身の疲労がピークを迎えており、

「限界に近づいている」と述べている。

指定感染症2類相当措置の見直し」を主張する人も増えてきた。

実はインフルエンザは年間1000万人もの感染者が出ている。  

ただ、これだけ凄まじい数の感染者と重症者・死者が出ているにもかかわらず、

毎年冬になるたびに「医療崩壊の危機」は叫ばれていない。

その理由は明快で、季節性インフルエンザは指定感染症5類だからだ。

医療専門サイト「m3.com」が9月に医療従事者を対象に意識調査を

行なったところ7割弱の医師が「2類相当の見直しが必要」と回答

★日本の「医療崩壊の危機」を引き起こしている根本的な問題

●「急性期病院」の過多

地域の重症患者の治療などを24時間体制で行なっている大きな病院のことで

今回、コロナの重症患者を受け入れ、現場がひっ迫しているのはほとんど

この急性期病院。

●「専門医の分散」に拍車

・医療従事者の数に対して、急性期病院が多すぎるため、

結果、医師や看護師が分散し、急性期病院の医療体制が脆弱に。

・コロナ患者受け入れ病院4割強が、専門医不在

「集中治療」に関するデータでは

今年の2~6月にコロナ患者を受け入れた341の病院を調査した結果、

集中治療専門医、救命救急専門医がいた病院は193病院(57%)

・コロナ患者を受け入れていない266の病院では、

35病院(15%)で集中治療専門医や救命救急専門医が常勤、

89病院(39%)には呼吸器内科専門医が。

●医師数に比べ、病床数の過多。

日本の人口1000人あたりの病床数は13.1。OECD加盟国平均は4.7(約2,5倍)

人口1000人あたりの医師数は、OECD平均が3.5人、日本は2.4人(ほぼ同じ)

看護師への負担

「病床百床あたり臨床看護職員数」

日本は83.

アメリカは394.5、イギリスが302.7、ドイツが164.1、フランスが161.8

なぜ世界一というほど医療インフラが整備されているのに、

崩壊寸前になっているのか。

今こそ、医療が抱える構造的な問題に目を向けて、

客観的なデータに基づいた分析が必要なのではないか。  

(ノンフィクションライター 窪田順生)

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他の記事で書いていたのは、

●新型コロナは、2種指定=2~3割の病院しか担当できない

●日本医師会は、5種(インフルと同等の扱い)に変更させたくない。

(テレビに出ている医師会は「開業医主導の組織」(民間病院))

ただ。。コロナ第3波の今の状況で、

医療体制をすぐに変えるのは難しいよなぁ。

喫緊にできるのは、医師・看護師への待遇変更。。?

https://news.yahoo.co.jp/articles/4101b31b14499d1d4ae62d8b8e14a2020d65cc1d

欧米よりも死者数・感染者数が少ないのに「なぜ日本は医療崩壊寸前か」

記事抜粋

そもそも医療リソースの配分の仕方が硬直化していておかしい

というのは前々から指摘されている。

また全国保健所長会から厚生労働省に対して

指定感染症という縛りをやめてはどうか」という提言が出ている。

2類ということで、全員入院、ヘルパーさんなどに手伝ってもらっての

ベッドメイキングなどができない(看護師がすることになる)

 

確かに、国や自治体からの指揮命令が届きやすい公立病院の方が

病床などを機動的に、迅速に動かせる利点は大きいでしょう。

日本の場合、50床、100床規模の日本の民間病院では難しい。

民間だからというよりは、ライバル関係にある中小病院が乱立している

という問題の方が大きいと思います。