そこはかとなくダサい…

            元KARAメンバーのソロデビューが残念な方向に



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今月19日、元KARAのメンバー、ニコルがソロデビューアルバム「FIRST ROMANCE」をリリースする。

 今年1月に所属事務所DSPメディアとの契約満了と同時にKARAを脱退し、芸能活動を暫定的に中断。アメリカに渡りオフを満喫しながらも、ソロデビューに向けてレッスンに励んだ彼女が再始動する。公式SNSアカウントを通じてアルバムのティーザー映像やジャケットが順次公開され、「待ちに待った!」「いよいよ!」などアゲアゲな記事を目にしたが、実際のところ世間の反応は、「待ってる人いたの?」といった感じでかなり薄い。

 

DSPメディアを脱退したニコルは、“韓国の安室奈美恵”と呼ばれたイ・ヒョリが所属するB2Mエンターテインメントと契約し、今回のソロデビューを準備した。そのためニコルに対し、“第2のイ・ヒョリ”なんてキャッチコピーもつけられている。

 

イ・ヒョリについて少し説明すると、かつてはK-POP界の女王とかセクシークイーンと呼ばれ女の子の憧れ的存在だったが、結婚してソウルを離れてチェジュ(済州)島に移り住み、突如オーガニックライフを提唱しはじめたりした。

 

「物と欲に溢れた都会の生活なんてうんざりだわ」とオシャレ風モノクロ写真でヨガや畑仕事に没頭する日常をSNSで発信し、たまにソウルに出稼ぎに来て出演するトーク番組では「何事も堂々と恐れず発言するのよ私」って立ち居地で、「コンドーム」とか「膣外射精」とか発言し、驚く共演者を前に「韓国の性文化ってほんと保守的」と批判する。いまやそんな人だ。

 

かつての歌姫イヒョリが、今の若い子にとってはただの口うるさいおばちゃんキャラになってしまっただけに、今さらイ・ヒョリブランドでガンガン押されても、それほどの効果があるとは思えない。現にネットには、「ニコルが目指しているものがわからない」「セクシークイーンになりたいの?」などのコメントも目立つ。

業界内での評判は…

 韓国のスポーツ新聞芸能記者に聞くと、

「満を持して公開されたティーザーやジャケ写のテイストがちょっと古いんですよね。そこに第2のイ・ヒョリとあると、余計に古く感じます(笑)」

 としょっぱい顔をした。11日に公開された1次ティーザー映像では、暗闇の中で全身タトゥーのはいったニコルが登場するのだが、タトゥーの柄もちょっとポップだったりして、なんて言うか……見ているこちらにちっとも何も伝わってこない、ハッとさせられない。

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 13日に公開されたジャケ写(トップ画像)は一転、幻想的なイメージなのだが、ピンクのかつらや、黒のわかめちゃんかつら をかぶって艶っぽい表情を浮かべているニコルの写真が、そこはかとなくダサい……。


「たしかにニコルがKARAを脱退した時は大きなニュースにはなりましたが、あのときすでにKARAの人気も落ちていただけに、いまさらニコルのソロデビューをどれだけの人が待ち望んでいるのか気になります。もともとグループ時代も人気が飛びぬけていたわけでもありませんし、カリスマ性もありません」(前出の芸能記者)

 

それどころか、業界内での評判にも問題あるのだとか?

「ええ、あまり評判がよくないですね。取材中やスタッフに対する態度が悪いことで知られています。現在所属する事務所の代表はKARA時代にニコルを面倒みたマネージャーなので、ニコルとの相性はいいのかもしれませんが、手腕は微妙。今回のソロデビューはなかなか厳しいものになりそうだと予想しますが、さてどうなるでしょうか?」(前出の芸能記者)


 今回のアルバムにはKARAのヒット曲「ミスター」「ルパン」「ジャンピン」などを手掛けた作曲チーム〈Sweetune〉が参加したとのこと。だからそれがもう、今じゃないっていうか、古い気がするのだが……。

本文中の写真=ダサさ漂うデビューシングルのティザー映像。YouTube より。



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