前回は、熱心な親ほど、子供の才能を潰す、

努力は裏切らないの本当の意味、

タイガーウッズの成功方程式の話。

 

前回の記事はこちら。

殆どの親が陥る間違いとは?

 

 

 

合気道を教えていると面白いのですけど、

人はちょっとしたことにでも、

大きく影響されてしまうことが分かる。

 

またそれによって、本来の自分を見失ったりもする。

 

 

たとえば合気道では、よく手首を握って、

握られた人が技をかけたりするのですが、

 

たかが手首を握られるだけで、

相手によってバランスが崩され、

またそのことに気が付けない。

 

 

手首を持たれる以外にも、

手刀を重ねたりなど、色々とありますが、

 

それに意識が囚われ、その力に対抗しようとし、

本来の目的を失う。

 

重要なのは枝葉ではなく、

本体なのです。

 

 

逆に手首を持つ側は、投げられないようにと、

力一杯入れて持とうとしたりもするのだけど、

 

それでは体のセンサーのスイッチを切る事になり、

相手の力を感じ取れないし、居ついているから動けない。

 

 

これも手首を持つ本来の目的は、

相手を制する所にあり、

 

手首を持っているのはそのための手段に過ぎないのに、

手首を持つことに囚われてしまう。

 

 

そのため自分の目的通り、

片腕を抑えることは出来たりするのですが、

 

その代わり、体中が隙だらけになってしまう為、

それ以外の攻撃をされると、全く防げなくなる。

 

 

合気道で言えば、こういうことが起こり易いのですが、

合気道以外にでも、ちょっとしたことに気が囚われて、

本来の目的や自分を見失ってしまうものです。

 

 

 

たとえばスポーツでは、

体幹トレーニングなどが流行っていたりすると思います。

 

しかし私は、細かい説明は省きますが、

小学生や中学生などには、基本的に筋トレは勧めない。

 

※関連記事

合気道に学ぶ柔軟的発想法

 

 

それは筋トレのデメリットを熟知していて、

筋トレ以外にいい方法や、

やるべきことがあることを知っているからです。

 

しかし筋トレはやるもんだ

といった思い込みを持っている人もいて、

それ以外の方法を教えると、理解出来ないのです。

 

 

重要なことは、

 

パフォーマンスを上げることだったり、

怪我を予防する事だったり、

将来性を考えたことを行うべきで、

 

その手段の一つとして、筋トレがあるのであれば、

それをすればいいのだけど、

思い込みの強い人は、筋トレが絶対的な方法になっている。

 

 

引きだしも一つしかない。

 

 

筋力を上げる方法にしても、

筋トレしか思いつかないのかもしれませんが、

 

それ以外にいくつもあるし、

筋力を上げることが全てでもない。

 

 

 

また今までやってきたというプライドもあると、

それを捨てる訳には行かなかったりもする。

 

そうすると、その段階では、

こちらがベストだと思っているは、教えられないので、

その人の望むようなことを教えることになる。

 

それでその人に合わせて、

時間をかけて、「実はこういうことなんですよ」

と教えていく。

 

 

 

昔の禅の教えで、

 

茶碗を空にする

 

というのがありますが、

茶碗が空になっている人であれば、

教えることが出来、吸収出来ますが、

 

そうでなければ、茶碗が空になるまで、

少しの時間がかかり、空の人に比べると、

手間暇がかかるものです。

 

 

 

この話にしても、

本来重要なことは、

 

パフォーマンスを上げること、

怪我の予防をすること、

より質の高い練習に切り替えていくこと、

将来性を考えた練習やトレーニングを行うこと

 

ですが、

そうしたことから外れてしまい、

自分のやり方やプライドに目的がずれてしまっている。

 

 

当然、自分のやり方やプライドといったことに、

一番の目的、価値を置いているのなら、

 

その願いを叶えることの引き換えとして、

プロになるみたいな大きな夢は、

二の次になっているから、叶わなくなる。

 

 

 

自分と考えの違うものに出くわした時、

人間だから、

 

そんな訳ない

違うんじゃないか

 

と、ムキになったりすることもいいと思います。

 

しかしそれでも、頭の隅に置いておき、

冷静な時などに、ちょっと考えてみる。

 

 

そうすると、

 

確かにその通りだな

 

一理あるな

 

と思えるものです。

 

 

これが臭いものには蓋をする様に、

嫌なことは無かった事にしているだけだと、

 

いつまでも真実に気づけず、

間違いをやり続けることになるし、

またそれがいつまでも付きまとってくる。

 

 

暇な時でも、余裕のある時でも、

気持ちがハッピーな時でも、

ちょっと考えてみたりすると、

 

今までとは違う見方が出来て、

よりいい方法や道も見つかります。

 

 

そうしたら自分のやりたいことも

もっと見えて来て、

自分の軸もしっかりしてくる。

 

 

ではまた。ウインク