【学校給食費の見直し】
9月24日、令和6年度第1回横須賀市学校給食運営審議会が開かれました。
この審議会への諮問事項は「今後の学校給食費の額について」です。
教育委員会からは、給食食材費についての資料が示されました。
(後日HPにアップされるかと思います。https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/8345/kyuushoku/kyushokuuneishingikai.html
)
学校給食で使用する食材は、保護者等から徴収する給食費により賄っていますが、近年食材料の価格が高騰しており、厳しい状況のようです。
令和4年度と5年度の給食食材費については物価高騰対策として新型コロナウイルス感染症対応地方臨時交付金を充当して支出しています。
前回小学校・特別支援学校の給食費を改定した平成30年度から比べ、牛乳の価格についても一本当たり52.23円から、62.76円と、実に10円以上も上がっています。
価格の比較シミュレーションも出していいただきましたが、例えば人気メニューの揚げジャガイモのそぼろ煮を含む一食あたりの給食も、平成30年度は一人当たり255円だったものが、令和6年度では384.58円となっています。
現行の小学校給食費は1食単価が260円、中学校給食は330円です。
委員である横須賀市の栄養士さんや調理士らからは、「使える食材が限られている」、「これまでと同じメニューでも異なる食材を使っている」、「栄養価を保つために色々やるものの、味がかわり、残食が多くなっている」と、現場で大変工夫されてなんとか栄養価のある給食を、と努力されているものの、課題がある様子が伝わってきました。
委員の方はそうした状況、理解できるので給食費をあげていくことは納得するが、いくらに設定していくかは、これから給食費のシミュレーションを何バージョンが教育委員会が作成し、示してくれるようなので、それを元に検討していくとのこと。
具体的な金額については、今後審議会の中で話し合いがなされますが、次回の審議会は10~11月の間に開催予定とのことです。