9月21日
ほんの数時間の仮眠でしたが、もう頭すっきりビックリマークテンションあがりまくりアップ初めてイタリアで迎える朝。私にとってはこの2年近く、RYOに夜中何度も起こされる生活をしてきたせいか、一人(といっても横にもちろんタエコさんはいらっしゃいますが)ゆっくり熟睡できたことはほんと超新鮮でしたラブラブ

ただ、オッパイは石のように固くなり、どうにもならない感じで。ほんの少しだけ、タオルに搾りました。ということはRYOも夜中、相当泣いたに違いない・・・。ちょっと心配になって旦那さんへメールしてみました。日本では午後2時頃。すぐにメールが返ってきました。本当に便利になったご時世です。一昔前は成田で借りたり、ホテルの電話からかけていたのに。

どうやら、私が出国した後、そのまま都心の旦那さんのお父さん(RYOのじいじ)と一緒に水族館へ行ったようで。そこで偶然にも、お友達のケントくんファミリーに遭遇したんだとか叫びヒラマリさん、幼なじみクンのお母さん、その他、いろんなお母さんに、「もし、旦那とRYOがさまよっていたらよろしく!」とはお願いしていましたが。。。ちょっと安心しました。その後、そのまま実家に泊まったらしいですが、母ちゃんがいなくなった日に初めて父ちゃんの実家にお泊まり(私の実家へは数えきれないくらい行っていますが旦那さんの実家は都心過ぎて行かなかったあせる)したからか、明け方、「かか~!」と泣き叫んでいたようです。RYOにとっても、母ちゃんにとっても試練。オッパイ離れ・・・明日はお互い大丈夫でしょうか?でも、不思議なものです。どんなに離れた異国の地でも確実に母と子は「なにか」で繋がっている・・・。よく晴れたイタリアの空に向かって叫びたくなる衝動に駆られました。

そしてこの日。タエコさんは、兼ねてから「美術館巡りをしたい。」とおっしゃっていたこともあり、ミラノ市内へ。初イタリアの地下鉄です。券売機ももちろんイタリア語。もちろん、前世も日本人な私にはチンプンカンプンでしたがそこは付け焼き刃のプロにひひガイドブックを朝方予習しなんなく乗車。挙動不審の怪しい動きをしてる私とは正反対に、タエコさん、すっかりミラノの空気にとけ込んでおります。

それにしても、日本人を含め、東洋人をほとんど見かけないこと、見かけないことビックリマーク叫び燃油サーチャージの影響でしょうか?昨年行った海外旅行では、ほとんど日本人ばかりのところだったので、まるで正反対。外国らしい空気を存分に味わえそうです。

美しきものが集まる究極の場所、「美術館」。そこを巡りたいと日本からずっとおっしゃていたタエコさん、今回の旅のテーマをひとつ模索するようです。私も幼稚園の頃から年数回は上野の美術館へ足を運んでいたのですがここ数年はご無沙汰。下手するときちんとしたところって・・・おいおい!NYのメトロポリタン美術館が最後??!やばい・・・。やはり、自分自身に磨きかけてた時代は「美」への感心がいろいろ向かっていたのに、美術館へ通わなくなってからのこの数年。明らかに堕落した体に・・・あせるやはり、なにか関係あるのでしょうか???(関係あると思う。)

で、向かった先はモンテナポレオーネという駅。 石畳も多く、路面電車も走り、ほんと、裏通りの素敵なこと!素敵なこと!ミラノ在住の方達のちょっとした日常が垣間みられる空間でした。

タエコさんは・・・気付けば、裏通りのいたるところに向けてカメラを向けていました。いつもは饒舌で愉快なタエコさん、本当に真剣で近寄りがたき雰囲気・・・。私も真剣にタエコさんの動向を見守らねばなりません。ビックリマークビックリマークそんなときビックリマークちょいと視線を上にあげたところ、お!!叫びこんなところにRYOさん、発見ひらめき電球ビックリマーク

よ~く見てみれば、4人も!!!!(実際にはもっといましたが)

もうね~、街全体が、そして普通の建物自体が美術館のような・・・。しか~も!いたるところに、RYOさんのようなクリンクリンの髪の毛をしている人(天使?)の彫刻が施されていたりして圧巻&絶句!日本で、大親友のみほちゃんに「もう、イタリアは街全体が美術館だから。で、歩いてる人がモデルみたいだから。」と言われたのがよ~く判った気がしました。それ考えると、東京で街歩いてても、上って見ないよな~・・・だって、無機質なんだもん、建物が。

で、突然ですが!!真剣なタエコさんには内緒で私の裏テーマ「イタリアでRYOを探しチャオグッド!」決定ビックリマーク彫刻、人間問わず、RYOを探してみようかと思い立ったのです。もう、写真も映像も、もちろんほぼタエコさんや風景などなんですがたまにあいのりとかダーツの旅テイストが入り、RYOさん探しもし始めました音譜

すみません・・・脱線しました、本題に戻ります。で、向かった先は「ブレラ美術館」


なんでもナポレオン政権下で収集された宗教画が中心で100年以上昔に国立絵画館としてオープンしたというのですが・・・いんや~凄かった~!全体的に黒を基調として色みがなく暗い絵が多かったのですが、それだけに宗教画としての尊厳、荘厳さが時代を超えてもひしひしと感じられました。タエコさんは“ほんと、いろんな意味で色って大事なんだ”ということを痛感されていました。なんか美しさを考える上で、一番ベースとなるような色、そして歴史の重さ、宗教の厳かさを肌で感じられたように見受けられました。

こちら、中庭を歩き、シャッターを次々切るタエコさん。ゆったりとした時間が流れています。口数少なく、何かを考えを巡らせている彼女の姿にも、荘厳さがありました。

ビックリマークここで、また私は目に入ってしまった・・・目こちらラブラブ

あまりにもの美しい隠し方?!に見入ってしまい全体像を撮るのを忘れ、わざわざ引き返し、おさめました、全体像あせるそう、ナポレオンの像でした。タエコさん・・・すみません・・・ほんと、撮影やらインタビューの合間にこんなものを撮っておりました。

で。外に出るとそのすぐそばで路地裏で骨董市が!月一回しかやっていないとのことで、ほんとラッキーでしたラブラブ

タエコさん、もう感嘆の声とシャッターの音しかしません。彼女のすごいいいコメントは動画に残っており詳しくここには書けませんが、ミラノの人の日常の中になにかヒントを得ていました、確実に。

私ですら、なんか久々揺さぶられるような感動を覚えました。実は、私、骨董品とか苦手なほうだったのですが、こちらに並んでいたものは本当に現代でもオシャレに持てそうなものばかりで、センスよく、しかもとても綺麗な状態。古くさいって感じがしない。これって凄いことですよね。モノを大事にする心。かつては日本人にもあったであろう心を垣間みたような気がしました。


また、街中のお店でこんなポスターを発見。マタニティーのお店のようでしたがあいにくクローズ。でも、のぞく限りはほんとオシャレで。こんなデザイン、日本ではないですよね??

そして散策の後は、朝食兼ランチラブラブブレラ美術館そばのBAR BRERAにて。実はここ、タエコさんの嗅覚で「地元の人で賑わってるんだから美味しいに違いないわ」と入ったのですが、まいう~でした音譜!!

とりあえず、また酒かよ~と言われそうですが、私はビターカンパリで乾杯カクテルグラスあんまり混ぜ物(カクテルとか)飲まないんですが、オレンジジュースがあまりにも美味しそうだったので、何年かぶりの混ぜ物に挑戦えっ正解でしたべーっだ!

で、このマルゲリータビックリマークもう、絶叫もの叫びモッツアレラチーズがほんとトローリ音譜今でも食べたいです・・・はい。

もちろん、食に関しても美しさと美味しさを追求するタエコさんもご満悦ラブラブ撮影もしばし忘れ、食べるに専念する私達。

他のテーブルがよくオーダーしているのをめざとく発見したタエコさん、流暢な英語とイタリア語を駆使し、こちらもオーダー。

それにしても、ここでのタエコさんのインタビューはよかった、ホント。早くも彼女が自分の答えのヒントになる要素をつかみかけようとしていました。
なんか東京でオープンカフェとなると目の前車が走ってたりして興ざめものですが、ここは本当に緩やかな時がながれていました、それも特別のものでない、日常の中で。


そうして、再び、歩き始めました。次なる目的地は2番目の美術館、「ポルディ・ペッツォーリ美術館」を目指しました。その途中にあったスカラ広場にあるレオナルド・ダヴィンチの像の前で、カメラを忘れたかのように見上げるタエコさん。


取材、仕事を忘れるほどのなにかが・・・人間として、なにか突き動かされるなにかがタエコさんの中で突き動かされたように見受けられました。イタリアへ来て初めて「一人間としてのタエコさん」を見たような気がしました。

そうしてたどり着いたところはミラノのとある貴族の個人収集品を私邸に展示した美術館とのことで、本当にほんわか、温かい雰囲気がありました。絵も色みがあって。タエコさんはことのほか、喜んでいました。本当に、タエコさんって美しいもの、本物がお好きなんだな~と痛感。彼女があれほどまでに美術館へこだわった理由も判る気がしました。

それにしても、こちらの美術館って、特別に孤立したものではなく、周りの建物に溶け込んでいる。日常に溶け込んでいるというか。きっと「美しいもの」が日常に溶け込んでいるんでしょうね、ミラノって。なんて考えてしまいました。
螺旋階段も、昔貴族が使っていたそのままのもの。こうして美しいものを肌で感じることがタエコさんなりの答えの出し方なのかもしれません。


そして!またまた私は絶叫しましたビックリマーク叫び「あ!みほちゃんそっくり!!!!!叫び

こちらの美術館で一番有名な貴婦人の絵なんですが・・・これがもう、大親友、大手出版社勤務&ライターのみほちゃん過去記事こちらね)にクリソツ!!叫び
実際見ても滝川クリステルにそっくりなみほちゃん・・・。前世、イタリア人?しかも高貴な???確かに、彼女の「美しきもの」への感覚の鋭さはそこからきてるのかな??タエコさんしかり。なんか確実に私とは違う前世の流れを感じましたあせる
もう、私の中で・・・仕事以外のテーマは決まりだね~!「イタリアでそっくさんみつけチャオキスマーク

まあそれはよしとしまして・・・これでもまだ一日の半分なんです・・・あせる深夜2時半まで起きてたRYOさんに付き合い、その後書けたのはここまで・・・汗すみません。。。第二章、後編へ続くとさせてください・・・。

と、次の場所へ移動しはじめましたら。。。おおお~っと!これはRYOさん金髪バージョン叫び!!

なかなかこのイタリア、楽しめそうな予感満載ですにひひ