松本市内から槍ヶ岳が見えるというのを今日初めて知った
朝チンタラ走っていると、


あ!あれは!

近くを歩いていたご婦人に尋ねる
アン「あの、あれは槍ヶ岳ではありませんか?」
婦人「そうよ、あれは槍ヶ岳」
アン「その隣の白い山は穂高ですか?」
婦人「どうかしら。この橋から下流に二つ行ったところに見晴橋という橋があるんだけど、そこに山の名前が書いた案内板があるからご覧なさい」



欄干には最近作られたと思しき道祖神
見晴橋と刻まれている



むほほ
左手から乗鞍、槍ヶ岳、常念岳
百名山が3つ並んでいるではないか
大天井岳、燕岳の二百名山も綺麗に見えている

川沿いを過ぎてお城の方へ向かう
もしかして!
お城から槍ヶ岳が見えるか確認


み、みえてる!
槍ヶ岳の先っちょが見えているではないか
もう大興奮
冠雪した槍の穂先はどこから見てもピカピカ輝いていた

こんな立地だから、朝起きて天気がいいから焼岳に登ろう、なんてハイキング気分で北アルプスに行ける



雲一つない青空の下、R158を西進

安房峠の旧道から中の湯旅館を少し過ぎた辺りに車を停め、登山開始



登り始めて最初の1時間ほどは眺望のない森の中
息つくような急登を登り詰める



1時間ほど登ると傾斜が緩やかになり、焼岳山頂が見えてきた
鞍部には白い噴気口

ここからまた急登



振り返ると、冠雪した乗鞍岳。雄大でんな



稜線に出ると噴気口から轟音が聞こえてくる
玉川温泉よろしくジェットエンジンみたいな音



そして辺りは大好物の硫化水素臭がぷんぷん



そして登頂



目の前には冠雪した穂高連峰
二週間前はまだ雪なかったのに、もう冬の装いだな
そして眼下には上高地
この絶景が何よりのご褒美

さて、下山後は温泉だ

硫化水素臭い温泉に、と思い白骨温泉の某湯に電話したが、生憎今日は日帰り休んでいるとのこと
では以前から気になっていたあそこに行こう



(ネットより)
さわんど温泉ともしび
300円で入浴可、しかもタオルも石鹸もついているとのこと

愛想の良いご夫婦にお金を払い、風呂へ案内される



おう、これはシンプルな風呂
珍しい凹型の湯船が一つきり

クンクン
微かに硫黄の匂い
湯に浸かる
これはピリリと熱い43度の湯
登山後の体に沁みわたる



目視できなかったが、ジャポジャポ排水の音がする。掛け流しの良い湯づかい

天気は引き続き午後も良く、ポリカの波板を張った浴室も大変明るく開放的だ
次のお客さんが来るまで、出たり入ったりを繰り返す
なかなか良いと思いました

ともしび
長野県松本市安曇4166-2
0263-93-2338
300円
時間不明

中の湯1,2号井の混合泉
単純温泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
成分総計0.7158g/1kg
pH8.1
泉温74.1℃
ほとんど無色澄明、微硫黄味・微硫化水素臭を有す
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン135.6mg
塩素イオン138.7mg
炭酸水素イオン149.5mg

R158から湯の郷公園方向へ
駐車場は温泉専用が5台分ほど。たぶん満車だと近くの登山客用のところに案内してもらえるのではないか