志賀草津道路を草津側から登る
オープンカー規制が解除されたので、万座ハイウェーを使わなくてよいのはいいのだが、この日は酷いガス
しかし渋峠を超えると天候はガラリと変わり快晴
相変わらず天国のような美しい景色を堪能
そして本日一番のメインディッシュ、熊の湯ホテルへ
これまで何度も前は通ったが、到着時間が早すぎたり遅すぎたりで一度も入れなかった
今回は立ち寄り湯の始まる12時30分きっちりに到着

人間の軍門に降ったクマたち
(ぬいぐるみでした)

受付で1,200円を払い、重厚な廊下を進む
はやる気持ち。そうです私以外お客がいないのです
服を脱ぎ散らかして浴室へ


!!!!

美しい湯に美しい浴室
特に浴室は、こんなに木木(もくもく)しているとは想像していなかった。なんて別嬪さんなんだ

エメラルドグリーンのお湯

早速入って泉質チェック
湯ざわりはつるつる、ひっかかりを感じない
湯の花は白い泥とパリパリ割れる板状のもの
口に含むと苦みの強いゲロマズ系
んー、含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉と見立てたが如何?
残念、なんとこの湯ざわりですが硫酸イオンも結構含まれており、含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉とのこと

(確かにこの析出は)

岩手県の国見温泉と同じ原理でこの色になっているのだろうか
「中性条件下での硫化水素と硫黄の反応によって生じる多硫化イオン(黄色)を基調として、それに主として炭酸カルシウムコロイド粒子によるレイリー散乱の青色が加わって緑色を生ずる」
確かにpHも成分表もバッチリ符合する
ただ文系の私には難しすぎて、その先はわからない

さて、小さいながらも露天風呂が付いていた



時々湯べりに上がっては温泉探偵ごっこでのぼせた身体を冷ます

見上げると空は絹のような薄雲が結構な速度で流れていく
なんて佳い日だろう

熊の湯ホテル、噂に違わぬ名湯でした

熊の湯ホテル
長野県下高井郡山ノ内町平穏7148
0269-34-2311
1,200円
12:30〜15:30(平日)15:00(土・休日)

熊の湯温泉
含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
(低張性・弱アルカリ性・高温泉)
成分総計1.594g/1kg
pH7.5
泉温57.6℃
黄緑色・微白濁を呈し、硫黄味・苦味・強硫化水素臭を有する。
主要成分(1kg中)
ナトリウムイオン137.0mg
マグネシウムイオン25.0mg
カルシウムイオン218.8mg
塩化物イオン104.7mg
硫化水素イオン50.7mg
チオ硫酸イオン30.4mg
硫酸イオン341.1mg
炭酸水素イオン519.5mg
遊離硫化水素19.1mg

志賀草津道路から1本入る
低車高のクルマは最後の取り付け道が荒れているので少し気をつけて
駐車場はベリベリ広い