可龍師匠のプロ意識 | 七代目 三遊亭円楽のブログ

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落語家・七代目 三遊亭円楽が日々の出来事・落語・映画について徒然なるままに語ります。
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昨日は〈末廣亭〉。

楽屋入りすると、私の直後の出番である可龍師匠が既に入っていらっしゃいまして…

「兄さん、楽屋に入るの早くないですか?」

と問えば…

「ウン。早く入って、お客様の反応を伺っておかないとネ?」

…と。

コレですヨ。

寄席育ちではないので偉そうな事は云えないのですが、ひと昔前のように、出番ギリギリに入って、着替えながら根多帳を見て…

「ネタがついてないから(噺の内容が似てないから)、此の落語でいいだろ」

…と云う時代は、終わった気が致します。

お客様は、様々なエンターテインメントがある中で寄席を選んでくださり、木戸銭を払っていらしてくださっているのですから、そのお客様に喜んで頂ける努力はしなければ、プロとは云えないかナと。

勿論、お客様の反応を見た上で投げたボールが間違える事だってあるとは思いますが、そのくらいはしなければなりません。

…と、偉そうな事をつらつらと記しましたが、そんな事を改めて教えて頂いた気が致します。可龍師匠、有難うございます!(泣)

昨日で、今月下席の出番は最後でした。末廣亭並びに芸術協会の皆様、心より御礼申し上げます。

さて…本日は、上州で落語会です☆頑張ってきますヨ~♪