吉田修一さんの『湖の女たち』(新潮文庫)を読みましたが…
面白いですネ?怖くて、且つ、エロくて。
序盤から中盤までは、主役(?)の男女のインモラルな関係に「ド」がつく程に大興奮。
中盤以降は、発端となった事件の真犯人探しに、ページを捲る手が止まらなくなりました。
ハルビンにまで移動したり、回想場面で時空を超えたりもするので、スケールの大きさに脱帽します。
そういった部分も含めて、事件を追う記者が襲われたり、恐ろしき美少女の存在があったり、吉田作品には〈映画を観ている感覚〉がふんだんにある為、よく映像化される事が頷けます。バターナイフを指に塗る場面、慄然。
調べてみたら映画化されてたそうで、今年の5月に公開されてたらしいのですが、今は上映館が無く(泣)…。
どんな風に撮られたのか観てみたいっす!乞う再映☆
様々な要素がつまっておりますが、ごちゃごちゃしておりませんので、素直に没入出来ます。是非、読んでください☆