【映画見聞記vol.1170】 | 七代目 三遊亭円楽のブログ

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昨日は〈TOHOシネマズ日比谷〉にて『メイ・ディセンバー ゆれる真実』を観ました。

実際にあった36歳の女性と13歳の少年との恋愛スキャンダルをモチーフにした作品。

23歳差で結婚をしたグレイシーとジョー。それを映画化する事となり、グレイシーの役を演じる事になった女優エリザベスは、役作りの為に夫妻の元へやってくるが…ってな物語。

エリザベスはナタリー・ポートマン、グレイシーはジュリアン・ムーア。

監督は『キャロル』のトッド・ヘインズ。

さて、如何なもんでしょうか…

ナタリーとジュリアンをとことん堪能する作品。

丁々発止で火花を散らしておりますが、どちらかと云うと、主演と云う事もあり、その分見せ場の多いナタリーの方がインパクトが強いです。

スキャンダル現場のペットショップの倉庫で、情事を想像しながら自身の身体をまさぐるエリザベスに、興奮せずにはいられません。

あと、エリザベスが高校生の下司ばった質問に対し、臆する事なく答える場面もお見事。

「学生には、真摯に対応するのが最適解」だと云う事を、改めて教えて頂きました。

全体の作りとしては、最後までスッキリはしませんものの、全編漂う不気味さは一見に値します。ナタリー好きは、是非。

ちなみに〈メイ・ディセンバー〉とは「親子ほど年の離れたカップル」の事だそうな☆勉強になりました♪