昨日は〈目黒シネマ〉にて、ドキュメンタリーを2本鑑賞。
先ずは『すばらしき映画音楽たち』。
ハリウッドを代表する作曲家達のインタビュー映像を収録。
名曲の創作秘話が明かされてるんですと☆楽しみ~♪
さて、如何なもんでしょうか…
『めまい』や『サイコ』のバーナード・ハーマン…
『猿の惑星』や『チャイナタウン』のジェリー・ゴールドスミス…
ティム・バートンが映画界に引っ張ったダニー・エルフマン…
『ダークナイト』3部作のハンス・ジマー(←声が良く、ちょっぴりチュートリアルの徳井さんに似てます♪)…
そして云うまでもなく、スピルバーグ作品や『スター・ウォーズ』に『スーパーマン』と云う大作の巨人ジョン・ウィリアムズ…
天才達のお仕事が、いかに凄いかと云う事がわかり、また、それらの作品群を再見したくなりました♪
ジョン・ウィリアムズは、マジ天才ですよネ?
かの『ジョーズ』なんか、たったの2音だけで、あの恐ろしい世界へいざなってるんですもの!
『バットマン』の音楽を依頼された時のダニー・エルフマンのお言葉が、此方…
「ジョン・ウィリアムズの真似はしたくなかった。
バーナード・ハーマンから学んだルールはひとつ…『ルールはない』」
…素晴らしいっしょ♪そして、あんなクールなテーマ音楽が出来上がったのですから。
トレント・レズナーとアッティカス・ロスによる『ソーシャル・ネットワーク』のスコア(←特にオープニング!)に、当時シビれた事も思い出されました(泣)。
圧巻は、エンドクレジット…
ジェームズ・ホーナーを偲んで、ジェームズ・キャメロンが『タイタニック』にまつわるエピソードを語ったんですが、それに涙…マジ感動。
最後に、作中でどなたが仰ったかは忘れたんですが、映画音楽を作る秘訣をば…
「自分が鳥肌が立てば、他の人でも立つ」
…どのジャンルに於いても通ずる名言です。必見☆
続いて『ようこそ映画音響の世界へ』。
『地獄の黙示録』のウォルター・マーチ、『スター・ウォーズ』のベン・バート、『ジュラシック・パーク』のゲイリー・ライドストロームと云った映画音響界のレジェンド達のインタビューを通して、映画における〈音〉の重要性に迫っているそうな☆
さて、如何なもんでしょうか…
『ゴッドファーザー』で、マイケルがトイレで銃を手に入れソロッツォを射つ名場面は、ウォルター・マーチによる音響効果が絶大だった事を、初めて知りました☆抜群の緊張感!
『トップガン』では、飛行機の本物の音が弱かった為に、動物の吠える声を混ぜて作ったり…
『スパルタカス』では、鎧のぶつかり合う音が「ブリキみたい」と云われたので、車の鍵をぶつけて音を作ったとか、めちゃくちゃ興味深かったです!
『インセプション』のようなSF作品の音を、大変原始的な手法で作っていた事に、親近感のようなものがわきました♪(←こういう音を〈フォーリーサウンド〉と云うそうです)
ジェームズ・キャメロン(だったかな?)が云った「監督は伝えたい感情を音楽で表現出来ない。故に、作曲家はセラピストだ」と云うのは、とても的確な表現ですよネ?
「客席から聞こえる音すらも音響効果だ」と云うお言葉を聞いた直後、斜め後ろのおじさんがイビキをかき始めたのにはウケましたが(笑)。
3日前に観た『キャスティング・ディレクター』と此の2作を併せて観られた事で、自分の世界が拡がった気がします。
世界は、様々な方々のお仕事で出来ているのだ…是非☆