昨日は〈下高井戸シネマ〉にて『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を観ました。
今回のオスカーで、最多11部門12ノミネートの本作。
舞台は、1925年のアメリカ北西部モンタナ州。
牧場を共同経営している兄弟の弟がシングルマザーと結婚をした事で関係がギクシャクしてくる様を描いた異色の西部劇。
監督は『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン。
ネットフリックス配給作品なので自宅で観られるっちゃあ観られるんですが、オスカーがらみの西部劇は大画面で観たいっしょ。
さて、如何なもんでしょうか…
上質の読書体験に似た味わい。
静かに染み入ってきますが、中身は熱い。
ジョニー・グリーンウッドの音楽が煽る緊張感たるや、実にお見事。
…なんてな事を書きながら、確かに良かったものの、年明けにはベストファイブにも入れてないんでしょうネ?好みの部分で。
でも、矢張り此の手の映画は、劇場で観るべき作品です。
家のテレビでは、サイズも暗さも足りません。故に、魅力が半減しちゃいます。
それは、今までのネットフリックス作品である『ROMA/ローマ』然り『マリッジ・ストーリー』然り『アイリッシュマン』然り『Mank/マンク』然り…
ネットフリックス配給は、こだわり監督による良質な作品が多いので、だからこそ劇場に適しているのです。
「ネットフリックスのみの劇場が作られるといいなァ?」と思ったりする今日この頃。
最後に…
下高井戸シネマ、初めて来させて頂きましたが、とってもいい映画館ですネ?
駅から近いし、椅子もいいし、そして、間違いなく映画好きの方しかいらっしゃらないから、マナーがいい☆
また来よっと♪