柚木麻子さんの『BUTTER』(新潮文庫)を読みました。
若くも美しくもない女性・梶井真奈子…通称〈カジマナ〉が、何人もの男達の殺人容疑で逮捕された…何故!?
そんな彼女を追う週刊誌記者の町田里佳は、やっとの事で面会を許されるが、彼女と会うにつれ、自身も友人もかき乱されていき…ってな物語。
此の小説のベースは、もうおわかりでしょう…アノ事件です。
本作の凄いところは、拘置所にいるカジマナが、直に手を下さずに手を下しているところ。
故に、カジマナと里佳との面会場面は、サイコスリラーの金字塔『羊たちの沈黙』のレクターとクラリスとの場面を彷彿とさせます。
里佳と親友の伶子が、カジマナの故郷である新潟に訪れる辺りから、徐々に慄然とさせられます…ビビりな王ちゃんは、おっかなくてトイレに行けませんでした(泣)。
そして何よりも…コレを読んだら、きっと!
バター醤油ご飯(バターは〈エシレ〉有塩タイプ)…
塩バターラーメン(麺ハリガネのバターましまし)…
〈ウエスト〉のバタークリームケーキ…
七面鳥(気心知れた仲間と共に!)…
食べたくなりまっせ~♪