
…何故、調布まで行ったかと云うと、お目当ては〈イオンシネマシアタス調布〉で午前10時から上映している『狼たちの午後』



シドニー・ルメット監督&アル・パチーノ主演の作品でして、20年以上も前に観たけど忘れてるので、観に来ちゃいました



地元のレンタルビデオにないから、教習所帰りに恵比寿のTSUTAYAで借りた事を、今でも覚えてます…が、内容は忘れてるんですよネ

確か、パチーノとジョン・カザールが銀行強盗する事だけは覚えてんだけど…さて、如何なもんでしょうか?
いっすねェ、此の香り

此の敗残者感と、此の「だから、何?」感が、70年代の作品の特徴で、コレが堪らない

パチーノ演じるソニーとカザール演じるサルの焦り、それとブルックリンの蒸し暑さが、画面からビリビリ伝わってくる

『ゴッドファーザー』『スケアクロウ』『セルピコ』…此の時代のパチーノは、危うさがモロに出ていて素晴らしい
時代にバッチリはまった役者さんでした
矢っ張り、此の時代のリバイバル上映は、観ておきたいですネ

行って良かったっす
ひとつ、望みを…
『フレンチ・コネクション』を、是非とも大画面で観たい~



続いては、同劇場にて『運び屋』

公開初日でした
御年88歳のクリント・イーストウッド監督・主演作です

10年間、月に200キロ以上の麻薬を運び、120万ドルもの報酬を得ていた90歳の運び屋の実話を映画化

自身の監督作では『グラン・トリノ』以来、実に10年振りに主演を務めてます

今回も、批評家の方々から大絶賛されておりますナ

さて、如何なもんでしょうか…
適度にハラハラするし、良作である事には変わりはないんですが…
『グラン・トリノ』の時と同様、それほど絶賛する程の作品ではないかと…
私の世代よりも、団塊の世代の方々に、より響く作品ぢゃないかと思われます

ただコレを見て「矢張り家族を大事にしないとネ?」って事は、肝に命じました
(←ホントに?)ウディ・アレン映画の常連であるダイアン・ウィースト演じる奥さんの元へ、アール(クリント)が行く場面は感動させられます

苦しい息の下、奥さんが発した「来てくれて嬉しい」に、涙

とりあえず、円橘師匠にはオススメメールをさせて頂きました

…さ
あとは『グリーンブック』と『スパイダーマン:スパイダーバース』を観ないとネ

