
コーエン兄弟による脚本を、ジョージ・クルーニーが監督

裕福な白人だけが住む郊外の街・サバービコンに、黒人一家が越してきた事に拠って波紋が広がり…ってな物語

キャストは、マット・デイモンにジュリアン・ムーア

さて、如何なもんでしょうか…
いや~、面白かったワ



黒人一家を主軸にして、現代にも根深く残る人種問題を炙り出しているのかと思ったら、そうでなかったの
(←まァ、そうではあるんですが、描き方の主軸が違う)『ファーゴ』的なサスペンス・コメディで、コーエン兄弟の〈らしさ〉爆発カメラのさくらや



脇の登場人物達のアクが強過ぎて、映画的興奮がたっぷり
みんな、ええ顔しとるわ~
クライマックスの〈殺して殺されて〉の場面は、ずっと爆笑



洗剤飲んで叫んで、ちっこい自転車キーコキーコして、ベッドの下でずれて逃げて…観ればアナタも、きっと爆笑する筈


此の〈殺して殺されて〉の場面を観て気付かされたのは…
落語と同じで「人物達自身は必死でド真面目にやってる事がおかしい」…っちゅう事ですかね?勉強になりやした

コーエンファンは、喉をゴロゴロ鳴らして喜ぶ事でしょう
ジョージ、グッジョブ
クールな映画の醍醐味、大画面で楽しんでちょ
最後に…
葬式帰り、ミッチ伯父さんのさかさま抱っこ…玄人ウケする場面で、王ちゃん大笑いでした
