田村潤さんと云う方が書いた『キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え!』(講談社+α新書)を読みました

此の方は、元キリンビールの代表取締役副社長

キリンがスーパードライの波に飲み込まれつつあった1995年に、筆者は苦戦エリアだった高知支店に左遷させられるものの、2年半後には業績を反転させ、アサヒからトップシェアを奪回したそうな

「だが、どのように
」と云う事が、細かく書かれております

個人的に響いたのは…
「多くの人に話を伺って気付いたことのひとつは、ほとんどのお客様はビールの味にはそれほど差がないと思っていることでした。
(中略)
では、なぜ売れるビールと売れないビールに分かれるのか。
それは、情報です。
『美味しそう』
『元気がいい』
『売れている』
(中略)
ビールは情報で飲まれていることがわかりました」
…んだんだ、ビールに限らずそうだと思います

他には…
「自分が会社を代表しているので社長になったつもりでやれ」
なんてのがあったり…
「わたしの考えでは、仕事とは、すなわち理念に裏打ちされたビジョンを達成するものです」
…てのがあるかと思えば、同じ会社の人間から「理念で飯が食えるのか」と陰口を云われた筆者が…
「正しくは『形骸化した理念で飯が食えるか』と言うべきですし、
付け加えると
『理念なしでは美味い飯は食えないし、そのうち飯そのものも食えなくなるかもしれない』
です」
…なんてのが、ガツンと来ました



「トップ奪回により、長年キリンを飲んでいただいている人たちに、自分の選択は間違えてなかったと思ってもらえる」
「基本活動を愚直に地道にやっていると、いつかそれが質を生み出してくるのです」
「平凡を極めると非凡に変わる」
いい本を読ませて頂きました
気合い入れて頑張ります

