【映画見聞記 vol.687】 | 七代目 三遊亭円楽のブログ

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昨日は〈丸の内ピカデリー〉にて『教授のおかしな妄想殺人』を観ました台風

御年80歳のウディ・アレン監督最新作キラキラカチンコキラキラ何度も記してますが、最も敬愛する映画監督ですメガネ

絶望しているカリスマ哲学教授のエイブは、偶然耳にしてしまった話から人助けしようと、完全犯罪を行う事を決意するのだが…ってな話本

そんな哲学教授エイブを演じるは、怪優ホアキン・フェニックス雷

そして、エイブに惹かれる好奇心旺盛で魅力的な女子大生ジルには『マジック・イン・ムーンライト』に引き続いての新女神エマ・ストーンキスマーク

さて、如何なもんでしょうか…

ウンひらめき電球想像してたレベルのゆる~い感じではあったものの、それでもウディ作品は私に幸せを与えてくれますドキドキどれも大好きッニコニコパー

「懲りねェなァこいつら…滑稽だなァこいつら…ん?でもオレもおんなじようなもんだあせる笑えねェけど笑っちゃうキラキラ…て事は…いとおしいなァ?人間て」

…と思わせる脚本と演出には、毎回々々舌を巻きます。

それは、立川談志師匠の有名過ぎるお言葉…「落語は、人間の業の肯定である」とおんなじ事かも知れません…ウン、おんなじか。

よくよく観てると、かなり悲劇的な内容であったりするんですが、それを音楽をはじめとした演出で喜劇にしてるのが凄い。近年のウディ作品では『ブルージャスミン』が、断トツでそれでした。

…こう書いてるとホアキン演じるエイブが、何だか滅茶苦茶いとおしくなってきたキラキラ

だって彼、自分の頭ん中だけで産まれた思想を勝手に暴走させてるだけなんですものガーン

ラスト間際の〈懐中電灯でツルっドンッ〉には、9時20分と云う早朝だった所為か、7人しかいないシーンとした場内で、私だけが思いっきり吹き出してしまいましたにひひ

素晴らしきは、エマ・ストーンキスマーク知的でいながら危うさをもはらんだ役柄がピッタリグッド!ウディ先生、彼女にベタ惚れでやんすネニコニコ

決して傑作ではありませんが、ウディ・アレン作品の世界の住人は矢張りいとおしいラブラブ!あ~、往年の名作群を再見したくなっちまっただよ~ビックリマークしょぼんあせる