【大銀座落語祭 2008 】楽日 | 七代目 三遊亭円楽のブログ

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【大銀座落語祭 2008<br /> 】楽日
【大銀座落語祭 2008<br /> 】楽日
【大銀座落語祭 2008<br /> 】楽日
さて21日…いよいよ【大銀座落語祭 2008】の楽日です!

楽日も〈銀座東芝ビル〉にて、我が円楽一門による落語会。

13時の回は、小圓朝師匠『夏泥』、愛楽師匠『宗論』、五九楽師匠『粗忽の釘』。立見が出る程の盛況ぶり…有り難いもんです。

さて15時の回。此の回も有り難いことに立見で、何と今までで一番の入り!

トップはきつつきくんで『千早振る』。相変わらず落語と格闘してます♪その姿勢を見習わねば!

続く私は『猫の皿』。もうドッカンドッカン!…ホントだよ?

大トリは好太郎師匠が『替り目』。最初から最後まで明るく笑って下さるお客様方でした。感謝感激です。

それから私ときつつきくんは、お手伝いの為〈JUJIYAホール〉へ。

ちょうど橘家円蔵師匠が『虎退治』の出囃子に乗って高座に上がる直前でして…

橘家「(私を見て)おっ!!おまえ何しに来た!?」

王楽「もちろん師匠を勉強する為に参りました!」

橘家「おまえは偉い!さては親父が噺家だな?」

…なんと云うやり取りを繰り広げた後、師匠は高座へ。ネタは『ねずみ穴』。此の師匠らしさが随所に現れる一席でした。「おお、お花!忘れてた忘れてた。お前を連れていかないとサゲに行けないもんな?」には爆笑。

その後、スタッフが足りないと云う電話が入ったので〈新橋演舞場〉へ。

伺ってみると〈第1部〉の『勧進帳』がちょうど終わったところでした…ウ~ン、残念!

〈第2部〉は【桂三枝・笑福亭鶴瓶 二人会】!

トップは金時師匠で『紙屑屋』。演舞場ならではのチョイス。

続いて鶴瓶師匠が『死神』。死神が女になっているのですよ、此の師匠のは。再構築された〈鶴瓶版『死神』〉を聴きながら、改めて師匠の才能に脱帽。サゲも一ひねりされてます、是非お聴きあれ。

お仲入りになった時に、恐れ多くも〈陰アナ〉を入れさせて頂きました。「只今より、10分間の休憩に入ります」のたった一言でしたが、めちゃめちゃ緊張しました。

ついでにもっと緊張したのが、仲入り太鼓。上方の桂米左師匠と叩かせて頂いたのですが、またあちらが鮮やかに太鼓が上手いんだわさ。若干足を引っ張ったような気がしないでもないんですが、とてもいい思い出になりました。

休憩後、花緑師匠が『不動坊』。後半部分から入られたのですが、たっぷり笑わせて頂きました。

トリはもちろん三枝師匠。ネタは自作の『誕生日』、云うまでもなくお客様方は大喜びでした♪

三枝師匠が〈六人の会〉の皆さんと小米朝・いっ平両師匠を舞台に呼び込み、グランドフィナーレ。

その大御所の背後にスクリーンを設置する為に呼ばれた私は、勝丸兄さんと立川春太くんと3人でせっせと運びました。緊張していたので、手に物凄い量の汗をかいておりました…落とさなくて良かっただよ。

そのスクリーンに映し出されたのは、何と東国原知事!今年で終わる【大銀座落語祭】に代わり、来年10月は【宮崎大落語祭】を開催するとの発表!小朝師匠のプロデュース能力は、スカウターも壊れそうなくらい測定不能です…。

打ち上げには噺家の他にも、テレビでお馴染みのお笑いの方々にマスコミの方々などが集まり、当たり前のようにドンチャン騒ぎ。

東西の落語家が若手から大御所まで分け隔てなく、テーブルを移動して酒を酌み交わしている景色を見ているだけで、とてもいい気持ちになります。

スタッフとして働かせて頂き、その合間にソデで客になったり、はたまた自分も落語を演らせて頂いたりと、落語浸けの幸せな5日間でした。

〈六人の会〉の皆様、並びに膨大な数の裏方スタッフの皆様、素敵な祭典を有難うございました…。