

昨日は〈TOHOシネマズ シャンテ〉にて『(500)日のサマー』を観ました。公開初日やったぞよ?
運命の恋を信じるトムが、運命の恋をまるっきり信じないキュートなサマーに恋をした。ほんのりロマンティックな香り…キャー、チョー楽しみ♪ O(≧∇≦)o
ですが…そんなデートムービーらしきものを、学生時代のバイトの後輩である〈福ちゃん〉こと福田秀文くんと観に行ったのでありまする。
劇場内を見渡せば、カップルと女性ばかり。男2人で来てるのは、私と福ちゃんだけ…何て淋しい人生でしょう。淋し過ぎて〈淋しい熱帯魚〉だ。レコ大とれそうね。
監督は、ミュージッククリップを撮っておりましたマーク・ウェブって方。さてさて、如何なもんでしょう…
おや驚いた…観終わった直後、福ちゃんと2人揃ってサマーに恋してました♪ ( ^^)Y☆Y(^^ )
どこと無く、ウディ・アレンの『アニー・ホール』に近い香り。2人の温度差とドライな感覚が堪らない。福ちゃんなんか「何か自分を見てるみたいでした…」とか影響ウケすぎボンバーな事を云っちゃって、つける薬が見当たらないよ。
先ず、主演男女のキャスティングが絶妙。コレ以上もコレ以下もない。ピタリと来た。
運命の恋を信じる男の子トムを演じたのが、ジョセフ・ゴードン=レヴィット。初めて見た方でしたが、とにかく此の役にバッチリ。
トムと裏腹に、まるっきり運命の恋を信じない女の子サマーを演じたのが、ズーイー・デシャネル。これまた初めて見た方でしたが、此の役にバッチリ…て云うか、サマーを演じる為に生まれてきたんではなかろうか。今後、彼女は大変だと思いますよ?だって此のサマー役が、彼女の生涯のベストアクトになるのは間違いなさそうですから…とにかく素晴らしい。エクセレント。イヨっ、小悪魔!待ってました、サマーちゃん♪
心に響く痛快な名言も、ぼこぼこ飛び出てきます。
サマーとの関係で悩むトムを(←また何度も悩むんだ、気持ちがわからなくもないが)おませさんな妹が慰めた時の会話…
妹「海には魚がいっぱいいるわよ」
トム「ウン、でも小魚ばっかりだ」
上手いねどーも。
クライマックス、サマーが毅然とした態度でトムに向かって放った一言…
「私達は運命ぢゃなかった」
クールです。
その一言をガツンと喰らったトムが、今まで〈運命〉を信じていたけど、下記のように悟りを開く…
「全ては、偶然だけだ」
運命も偶然も同じようなもんだと思いますが…ウン、でもアッシもそう思います♪全ては、偶然なんですよ。
カラオケスナック(?)から出て酔った友人を見送ったトムにサマーが「私が好き?」と聞くシーン、その後日にオフィスのコピー機の前で2人が突然キスするシーン、トムが大好きな場所のベンチに座りサマーの腕にタトゥーのように建築の絵を描くシーン、真っ昼間の公園にも拘わらず2人が大声で「ペ○ス!!」と叫び合うシーン(←爆笑♪)…どれも大好きなシーンばかり。
上記のような甘酸っぱいシーンが沢山あるからこそ、残酷なまでにサマーの心が離れていくのが際立つんすよ…嗚呼、くわばらくわばら。
ミュージッククリップを撮る方だから、音楽のセンスが良い。餅屋は餅屋だ。笑わせ方も洗練されてるし、落語のようなサゲも秀逸。
とにかく必見。サマーの魅力にノックアウトされちゃって下さい。いや、云われなくてもノックアウトされます。
余談ですが〈福田秀文〉と云う名前は、快楽亭ブラック師匠と同姓同名。福ちゃん、ホントにアンタは幸せ者だね? (ノ_・。)