

昨日は〈上野広小路亭〉にて【しのばず寄席】。『紙入れ』を演りました。
ま、それはどうでもいいとして(←どうでもいいのかよ)、久し振りにペドロ・アルモドバルの『トーク・トゥ・ハー』を観ました。
何度か此のブログで記していると思いますが、私の大好きな映画で、劇場公開された頃、余りに気に入り過ぎて、3度も観に行きました作品です。
恐ろしく美しくて、ちょっとだけ(大分かな?)変態的な香りもして、尚且つ、深い感動がある。
ピナ・バウシュの悲壮な踊りにカエターノ・ヴェローゾの歌声、アルベルト・イグレアスによる荘厳でゴージャスなサントラに計算された色使いの衣装、そして重厚な登場人物…全てに魅了され、映画の粗大ごみ…間違えた、映画の醍醐味を堪能させて貰える逸品です。
眠れるバレリーナ・アリシアを演じたレオノール・ワトリングが溜息の出る程に美しく、殆どそれが観たいが為に今まで再見していたのですが、久方振りに観た今回、ダリオ・グランディネッティ演じるマルコに感情移入してる自分がおりました。彼の涙する姿に、思わず涙する。
マルコとハビエル・カマラ演じるベニグノとの不思議な友情…理屈では片付けられない友情にも、めちゃくちゃ感動させられると思います。
洗練され過ぎた素晴らしい映画、是非とも極上の映画体験を味わう為に、DVDを借りて観てみてください♪ ( ^^)Y☆Y(^^ )