相談室では一人暮らしのご高齢の方や障害や病気をお持ちの方を対象に、地域での暮らしの見守りなどを行う「地域生活サポート」という取り組みを行っています。 

(主に、無料診療、生活相談、炊き出し・アウトリーチ、ケア付き宿泊施設「山友荘」で関わりのあった方が対象になっています。)

 

地域生活サポートの取り組みについてのレポート。

今回は相談室ボランティアの村田さんが記事を書いてくれました。

(村田さん、ありがとうございます!)

 

 

 

先日、地域生活サポートで関わっているGさんのお見舞いに、病院に行きました。

 

Gさんは7月の下旬に相談室の前で動けなくなり、救急車で搬送、入院となっていました。

 

一度見舞ったのですが、その後、8月の私の休みのあいだに、一回退院して、また同じ状態になって再入院となっていました。

 

 前回行ったときには、

 

「はやく病院の外にでなきゃ。ズボンとシャツを持ってくるように(相談室のスタッフに)言っといて。」

 

と強気でしたが、今回は少し弱気で

 

「こんなふうに(病院を)出たり入ったりしてもしようがないからなー。少しゆっくりしてちゃんと治すよ。酒もやめると医者と約束した。」

 

 

「僕は毎週火曜に来てるので、来週も来ますね。」

 

と言うと、Gさんは今まで見たことのない顔いっぱいの笑顔になりました。

 

おじさんたちの見せてくれるこんなステキな笑顔に励まされて、私はボランティアに通っているのだと思います。

 

Gさんは、来週相談室と病院とケースワーカーさんとで退院後のことについてのカンファレンスが持たれることになりました。

 

早く退院して、相談室や食堂でGさんの元気な顔が見たいと思います。

 

(相談室ボランティア 村田)

 

 

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