先回りする | ライバルがいない道を歩く技術「ビジネスメンタリズム」

ライバルがいない道を歩く技術「ビジネスメンタリズム」

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※メンタリストとはメンタルマジックを行うマジックパフォーマーの事です。

2016年12月16日(金)に放送されたNHKあさイチ「プレミアムトーク」に映画プロデューサーで作家の川村元気さんが出られていました。
 
川村さんはアニメ映画「君の名は。」をはじめ、『電車男』や『デトロイト・メタル・シティ』、『告白』、『悪人』、『モテキ』などの人気映画をプロデュース。...
 
デビュー小説『世界から猫が消えたなら』はミリオンセラーを記録されたマルチな才能を発揮されている、今一番注目のプロデューサーです。
 
彼の信条は「先回り」
  
こんなことをおっしゃっていました(多少意訳あり)
  
「魚って追うと逃げちゃうけど、先回りして徐々に追い込んでいくと捕まえられる。魚の逃げる方向を先回りしていくと捕まえることが出来るんです」
 
つまり、彼は人気を追わず、みんなが気がついていないような題材を拾ってきては、
 
「え、これ面白いんだけどみんな気にならないの??」
 
と声を上げ、先回りをすることでみんながそれを追いかけるように仕掛けていくのがプロデューサーの仕事だと喝破します
 
そういえば秋元康さんも同じようなことを言っていました。
 
「みんなが砂場で遊んでいたらそこに混ざらず鉄棒に行って新しい回り方を試す。すると砂場で遊んでいた友達が、“お、なんか面白いことやってるな”とこっちに寄ってくるんです。子供の頃からそんなことばかりやっていました。」
 
ブームは追うものではなく作るもの。
 
人よりちょっと先回りをすると第一人者になれます。
 
私も、マジシャンが「そんなの古いよ」と言って捨てていたフォーク曲げの技術をゴミ箱から拾ってきてリサイクルし、「今度は一般の人に楽しんでもらう番じゃないのかな」と思ってみんなに楽しんでいただいています。
 
今私がプロデュースしている方々はみんな、これから面白いことになっていくだろうという観点から声をかけて一緒に仕事をしています。
 
これからも自分の感性を信じて、世の中を動かしていく面白い仕事をやっていきたいものです。