カウンセリング理論は産業カウンセラー、キャリアコンサルタント試験に出題される重要なポイントです。

 

ボリュームが多いですが、試験ではかなり詳細まで知らないと正解できないといった内容となっており、求められる知識レベルが高くなったと言えます。

これまで学んだカウンセリング理論と重複するかもしれませんが油断しないで学びましょう。

 


 

認知行動療法とは?

「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知といいますが、認知に働きかけ気持ちを楽にする精神療法を「認知行動療法」といいます。

 

認知行動療法は、1995年、コペンハーゲンにおいて

行動療法、論理療法、認知療法を統合し1つの理論にする事となり、認知行動療法の誕生となった。
 

 

■行動療法
・古典的条件づけ(レスポンデント条件づけ)

原理:理論の発端は、イワン・パブロフの犬の唾液分泌に関する実験が基になって誕生した条件反射を基にする考えです。

このパブロフにおける古典的条件付けにしたがって、ジョセフ・ウォルビは系統的脱感作法を提唱。

 

現場での応用

・クライアントに各種リラックス法を覚えてもらう

・気持ちが落ち着く方法を覚えたら不安材料を想起してもらう

・これを何度も繰り返せば最後は不安材料も安心感に変わる。

(逆制止法:ウォルビ)

 

不安を取り除くために、不安階層表を作成し、不安をあまり感じない物から不安を強く感じるものに少しずつ慣らしていく。高所恐怖症やあがり症に有効

(系統的脱感作法:ウォルビ)

 

 

■オペラント条件づけ(道具的条件付け)

1930年代には米国のスキナーがオペラント条件付けを発見。

動物の偶発的な行動に対して報酬や罰を与えることにより、その偶発的な行動を多くしたり、減らしたりできる、というもの。

 

現場での応用(職場での施行例)
①対人関係が苦手で挨拶もできない社員

②この社員が口の中で何か呟いたことをとらえ、ほめる

③会社に来ると挨拶をするようになる。

 

 

■社会的学習理論

1950年代にバンデューラが社会的学習理論(モデリング)を提唱

人は他者を観察し模倣することによっても新しい行動を獲得できるという理論である。

 

現場での応用

何かの事情で挨拶や議論が苦手になった人に対して

①まずカウンセラーが手本を見せて練習させる

②練習してうまくいったら褒める

③自分から挨拶が言えるようになる

(ソーシャル・スキル・トレーニング)

 

 

■論理療法 (REBT法)

1955年にアルバート・エリスが提唱した心理療法。

出来事があって、結果があるのではなく、間にビリーフによる解釈があるという考え方。

とくに不合理な考え方による解釈をイラショナル・ビリーフ(非論理的信念iB)と呼び、それを粉砕しラショナル・ビリーフ(論理的信念rB)へと変えていくのが論理療法の目的。

 

 

■認知療法

1960年代にアーロン・ベックが提唱した。

認知の歪みに焦点を当て、認知を修正することで症状が改善されるとされる心理療法。

 

クライアントの話をよく傾聴し、話の矛盾点を何とか明らかにし

ソクラテス対話法(上手くいっている所を強調する質問法を入れる)を試みる。

 

 

本参考記事

認知療法・認知行動療法の具体的な活用法はこちら

>>心の健康 厚生労働省リンク

 

 

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