昨日は、「ハートフルコミュニケーション」というNPO法人が開催したセミナーに参加してきました。こちらは、菅原裕子さんという、子育てのコーチングなどをされている方が主催されているものです。

 

 

スタッフの方などを除くと、参加者は30名ほどでしょうか。男性は私を含めて3人。それも男性単独での参加となると、どうやら私一人のようです。お互いに顔見知りの参加者が多そうな感じの中で、初参加の私は完全にアウェイの雰囲気。

 

 

でも一方的に講師の話を聞くのではなく、5人ほどのグループに分かれてのディスカッションも適宜行われたので、すぐに打ち解けた雰囲気になりました。

 

 

話し合った内容は、最近家族に掛けた言葉についての自慢や懺悔、家族とのコミュニケーションの悩み相談、仕事と育児の両立について、といったようなものです。

 

 

家族の関係はナイーブな問題なので、どこまでカミングアウトすべきものか悩むところです。私は当たり障りの少ない話をしながら、様子を探っていきました。

 

 

そんな中で、旦那さんが無反応で困っているという方がいたので、男性の立場からコメントをさせてもらいました。多くの男性は、仕事で疲れて帰ってくると、話をするのが億劫になります。女性のように脳の言語中枢が活発に働かなくなるからです。そんな時は、視覚に訴えた方が効果的だと思います。簡単に男性にアピールできるおすすめのことが二つあります。

 

 

一つ目は笑顔です。笑顔には癒しの効果があります。笑い声で聴覚に訴えれば、さらに効果的です。

 

二つ目は身振り手振り。手の動きだけでも十分で、例えば、手を叩いて喜ぶと言った仕草は、男性に凄く響きます。

 

 

この二つの組み合わせ技で、笑顔で拍手しながら「今日も頑張ったね♡」などと言われたら、旦那さんはイチコロでしょう。

 

 

 

 

 

 

さて、セミナーの方は、大学の先生から非常に貴重で愉快な話を聞くことも出来て、とても有意義でした。先生といえども子育てには苦労されていて、特に言葉遣いについてはいろいろ工夫をされているということでした。

 

 

例えば、子どもに対して上から目線で命令してもうまくいかない場合。子どもが自発的に動き出すためのきっかけ作りとして、こんな方法があると教えてもらいました。

 

 

子どもがなかなか宿題をやらない時に、「宿題、やりなさい」や「宿題やったの?」という声掛けは拒否反応を導きやすいのでアウトです。

 

ここでのおすすめは「宿題なんだけど・・・  どうしましょ」という声掛けだそうです。

 

 

「どうしましょ」と言われると、多くの人は「どうしましょって言われても・・・・さて、どうしようか」と考えるもの。すぐに返事がなくても、少なくとも何か考えている状態だったら、きっかけを与えれば答えてくれるというのです。

 

 

子育てに悩んでいる親は多いです。分かったような顔をして偉そうに振舞うのではなく、相手に主導権を与えてしまう「どうしましょ作戦」。

 

やってみては、どうでしょ。