ここ数日、ムスコに少しだけ変化が見られるようになってきました。

 

 

一昨日は私がムスコに「ちょっとお願いがあるんだけど・・・」という話をしたところ、

「催眠術でもかけたいの?」と、先を越された図星の答えを言われてしまいました。

 

 

そうなんです。先日私がサブリミナル心理学のセミナーで催眠術を学んだので、それを実際に誰かにかけてみるという課題があったのです。そのことをムスコに話したことはありませんでしたが、私がパソコンでオンラインセミナーを見ているので、ムスコもそれを聞くとはなしに聞いていたのでした。特に興味を示していなかったものの、意外と耳は傾いていたのですね。分かったようなことを言ってきます。

 

 

「信頼関係がないから、かからないよ」とハナからバカにした態度。

 

 

「まあ、いいからやらせて」と半ばムリヤリ催眠術をかけようとしたのですが、ムスコは照れもあるのか笑ってしまって催眠術どころではありません。指が自然にくっついてくる催眠術と、体が自然と後ろに倒れてくる催眠術の二つを試みたのですが、両方ともうまくかかりませんでした。

 

 

「親子だから信頼関係以上のものがあるんだよ」、となかなか大人な発言で、ガッカリしている私のことを慰めてくれました。

 

 

 

昨日はムスコから「英語の教科書を勉強したいので手伝ってくれる?」と言われました。

 

私は喜びを押し殺した冷静な態度で、「いいよ。いつでも声をかけて。いつやるの?」

 

「今週はエレキの練習をしたいので、来週かな。」

 

「今でしょ、じゃないの?」

 

古いギャグに、ムスコは少し呆れた様子。

 

まあ、来週になって気が変わらないことを祈ります。

 

 

 

その後、母親が不機嫌な様子で美容院から帰ってくると、

 

「声をかけない方がいいよ」と悟ったように私にアドバイスします。

 

「不機嫌なのはいつものことだから」と私が言うと

 

「そんなことないよ。人間だから喜怒哀楽があるでしょ。」

 

「お母さんはいつも怒ってばかりだから、喜怒哀楽じゃなくて怒怒怒怒じゃない?」

 

今度はムスコも少し笑ってくれました。

 

「どうせなら、喜喜楽楽がいいよね。」ということで、話は丸く収まったのかな?