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ゴルフのクラブにも使うほど、いろんな
分野で炭素繊維が使われています。

意外と知りませんでしたが、CNF
(セルロースナノファイバー)もすごい。

鋼鉄と比較して5分の1の重さしかありま
せんが、強度は約5倍もあります。

この研究日本でも注目されていますが、
その応用分野を広げることが課題。

で、こんな記事が

和楽器から人工衛星まで 「軽くて強い」植物由来の新素材に熱視線

 植物を原料とする新素材「セルロースナノファイバー
(CNF)」を使った製品開発が進んでいる。軽くて強度
が高いことからプラスチックの代替素材などとして期待
され、最近は和楽器から人工衛星の部品まで裾野が
広がっている。
象牙の「しなり」再現
 和楽器を製造・販売する「三島屋楽器店」(新潟県
長岡市)は2022年11月、CNF製の「琴爪」を発売した。
琴爪は元々象牙製が一般的で、植物由来の素材で
作るのは意外にも思えるが、消費者モニターテスト
では「象牙に近い」との高評価も得ているという。
ー中略ー
 CNFは、植物の細胞壁を構成する天然の高分子
化合物「セルロース」を、機械や化学薬品で太さ
直径数~数十ナノメートル(ナノは10億分の1)、
長さ数マイクロメートル(マイクロは100万分の1)程度
にまで細かくしたもの。髪の毛の1万分の1程度の
細さだ。
ー中略ー
 大分大の衣本太郎准教授(機能物質化学)は、
竹を原料としたCNFを開発し、宇宙航空研究開発
機構(JAXA)と共同で人工衛星に活用する研究
を進めている。
真空の宇宙で激しい温度変化にさらされると、人工
衛星に使われるプラスチック部品や接着剤から
「アウトガス」と呼ばれる気体が放出される。
アウトガスは、宇宙の環境汚染やセンサーの
不具合につながることが課題だった。
 竹製CNFの場合、実験段階ではアウトガスが
発生しないことが確認されており、JAXAがこの
強みに着目して共同研究が始まったという。
ー中略ー
 プラスチックの代替品やプラ強化材として注目を
集めてきたCNFだが、他の用途への応用にも期待
がかかる。たとえば、CNFは光が乱反射しにくい
ため透明な素材を作れ、ディスプレー材料にも
使える。また、植物由来なので保水性があり
粘性が高く、食品や化粧品への添加物としても
使われている。
 CNFの課題はセルロースをナノレベル化する
のに手間とコストがかかることだ。用途を広げ、
需要が増えればコストダウンも期待できる。



<参考>

セルロースナノファイバーとは? その特徴と用途を解説
https://engineer.fabcross.jp/archeive/211213_cellulose-nanofibers.html


このままではCNFはガラパゴス材料に!? カギは必然性と想定を超えた用途開発
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2105/19/news038.html