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200万年前のグリーンランドは今より
10度近く気温が高く、豊かな生態系が
あったことが判明。

地球温暖化は海抜上昇による水没や
暴風雨などの気候変動が問題ですが、
ロシアやグルーンランドの永久凍土が
溶けて動植物が増えたり、農耕地に
なるなどのいいこともあるような。

200万年前の極地に豊かな生態系 「最古」のDNA分析で明らかに

ー前略ー
「最古のDNA」 分析に成功
 研究成果は、これまで知られる最古のDNA情報より
さらに100万年ほど古く、地球温暖化による環境負荷の
予測にも使えると期待できるという。7日付で科学誌
ネイチャーに発表された。
 デンマークや英国などの研究チームが、北極に近い
グリーンランド北部の、泥や石英からなる約200万年前
の地層から、41個の堆積(たいせき)物サンプルを採取。
当時の生物のDNA断片を探した。
 その結果、ポプラ、シラカバ、ツガなど100種類以上の
植物のDNA片が見つかった。現代のグリーンランドの
気温では自生しないものも含まれていた。動物では、
ガンやウサギ、ネズミ、トナカイ、カブトガニの仲間の
DNA片が見つかった。のちの氷河期で絶滅したとされ
るゾウの仲間「マストドン」のものもあった。
ー中略ー
当時この一帯は、いまより年平均気温が10度ほど高
かったと考えられている。現在では常に寒冷で雨も降
らない「極砂漠」になっているが、200万年前は、マストドン
のような大型哺乳類が生息できる、ずっと豊かな生態系
があったことが推定された。
ー中略ー
 今回の研究のように、土の中や河川の水など環境中
から採取した生物のDNAは「環境DNA」とよばれ、生態
系の変化などを調べる材料として、近年盛んに研究に
活用されている。



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