2日前に、今話題の事業仕分けを
見て、政治が変わったと感想を
申しあげました。

同時に、現行の国の事業が国として
やることかどうか判断する事業仕分け
だけでは不十分で、国として何をすべき
かを決める判断をすることが必要。

前者が行政刷新会議であり、
後者が本来国家戦略局で
あろうと。

実は、事業仕分けそのものが
本質的に国がなすべきことは何か
という評価が必要ではありますが、
個々の事業それだけに対しての判断を
すれば、それはおのずと成果主義、
効率主義的となり、いわば
米国の短期利益追求の企業経営
と同じことになりがちとなります。

そうした観点では、天下り法人が
介在することにより、無駄な
人件費というか、天下り官僚を
養うことが本当の目的であり、
職のない方々への職業訓練などは
そのためのお題目というような
事業については、事業仕分けは
極めて有効な手法であると
思います。

 単に、事業目的を見れば
それが有効に活用できるか
を判断すればいいのですから。

 また、同様にその事業が
国でなくて、民間ないし、地方自治体
でやれるかどうか判断することも
極めて簡単なことでしょう。

 本来は財務省で十分判断
できるようなものです。

 ただ、従来の自民党政権では、
族議員および結託する関連
官僚たちがいましたから、
できなかっただけ。

ですから、今回の事業仕分けに
おいては財務省が資料づくり、
問題点の示唆などの資料を
作成しているのです。

 ところが、本来地方の仕事
として廃止をするのはいいですが、
地方でどのようにするかは
事業仕分けの範囲ではない
わけです。

 また、天下り官僚を養う
人件費が非効率としても、
本来の事業をどうするかに
ついては仕分け人は関知
いたしません。

 基本的に、まずは、少しでも
疑義がある事業については
白紙にもどすということを
やっているだけ。

 実は、優良企業はそうした
見直しを常にやっています。

 ただ、その場合、経営者が
次に何をなすべきかを決断
いたします。


 それが、政権、首相の仕事ですし、
国家戦略局の仕事です。

 ところで、昨日の事業仕分け
で、やや仕分け人として行き過ぎ
というか、位置づけがわかって
いないのではという、わかり
やすい事例があったので
ご紹介いたします。

 
事業仕分け:スパコン「事実上凍結」…世界一でなくていい

政府の行政刷新会議は13日の
事業仕分けで、専門性の高さから
これまで政府内でも「聖域」と位置づ
けられてきた次世代スーパーコン
ピューターに「予算の大幅縮減」を
突きつけた。

昔?はNECや富士通のスパコンが
クレイと世界一を争っていたのですが、

現状でいうと
順位  施設             メーカー  1秒間の演算(兆回)
<1>ロスアラモス国立研(米)  IBM     1105.00
<2>オークリッジ国立研(米)  クレイ    1059.00
<3>ユーリッヒ総合研究機構(独) IBM    825.50

ところが、いまや日本は
<22>地球シミュレータ(日本)  NEC     122.40
というありさま。

計画では富士通が10000兆回という1桁上の
性能のスパコンを10年度の一部稼働、12年の
完成を目指しています。

 自動車のF1ではありませんが、すべての
計算処理技術の発展がそこに凝縮すると
いっても過言ではありません。

日本は技術立国として初めて
生きながらえることが可能です。

また、多くの国が切磋琢磨して
世界の技術を発展させて、
それこそ、地球レベルでの
各種の問題を解決可能であり、
そうしたことに日本が貢献する
ことが必要と思います。

自民党政権時代は国としての
理念などなく、一部の人間が
利益を得ることができるような
道路、建物などの予算重視で、
そうしたことが難しい技術予算は
軽視されてきました。

 民主党政権への私の
最大の期待は、科学技術開発
予算を大幅に増やすことであり、
それこそが長期的に国民福祉
分野での問題解決につながると
信じています。

 ところが、なんということでしょう。

「世界一でなくていい」「将来生まれる
成果を明確にすべきだ」などという
意見が仕分け人から出ています。

 これを聞いて、仕分け人の
仕事を逸脱しているのでは。

 メンバーは馬鹿な米国企業の
経営者のような考えに毒されて
いるのかなと思ってしまいました。

 でも、逆に、事業仕分けの限界
というか、役割が明確となっていいの
かなとおもいます。

  日本の過去の優秀な経営者
たちは、長期ビジョンにたって
基礎的な部分にも投資をして
きたんでs。

 どうように、リーダーシップのある
政治家いてはじめて、国として
しかできないお金の使いかた、
目先の利益、効率を追うのでは
ない、国家百年の計としての
政治を行うことができると思いますし、
そうしなければなりません。

 事業仕分け人や官僚では、
国民に対しての責任を持って
リスクをとることはできません。

 ぜひそうした政治を鳩山
政権に行ってもらいたいと
思いますし、そのための戦略を
策定する国家戦略局をすみやかに
立ち上げていただきたいと
思います。m(_ _ )m。



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