4眠に入りました。

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3齢の投稿から少し時間が空きました。

当館のお蚕たちは、5月20日に4齢になりました。稚蚕(ちさん)期から壮蚕(そうさん)期になり、これまで着ていた白衣はおさらばです。稚蚕期は、畑で桑を収穫して蚕室に持ち込む手順や手足の消毒、着衣を清潔に保つことに神経を使いました。

 

 

 

 

 

 

桑の収穫も畑で葉を摘んで籠で持ち帰るのから、枝ごと切って束にしトラックで運びます。

 

 

 

 

 

 

4齢になり桑をモリモリ食べていた蚕たちは、一昨日から食が細くなり、昨朝には段々と(みん)に入り始めました。眠とは、次の齢期へ脱皮するために体が準備しているところです。蚕は脱皮しやすいように糸を吐いて床に脚を固定し、上半身を弓形にして動かなくなります。全体が眠に入るまでには、あと1食は桑を食べさせたかったので葉を刻みました。このタイミングで葉を刻んで与えるのは、今後の作業をしやすくするためです。

 

 

 

 

 

 

夕方にはほとんどが眠になりました。4眠は、眠の時間が他の齢期より長く、1日以上あります。この眠中は人間も休息が取れます。

今回の養蚕ワークショップで稚蚕期に参加いただいた方ならご存知のフレーズ「東京タワーの千本立ちだ」を狙ったショット。

 

 

 

 

 

 

 

さて、飼育以外の仕事についてもご報告を。

5月12日に座繰りの節糸に欠かせないモロコシ箒の種蒔きをしました。養蚕ワークショップに参加いただいているIさんと一緒に、畝立てから行いました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、芽が出るのを楽しみにしていたのですが、今年は例年に無い事件が発生しました。小鳥達に種蒔きを見られていたのか、種が掘り起こされ、ほぼ食べられてしまいました。上の写真の畝の真ん中の土が掘られているのがわかりますか?

犯人は、たぶんスズメちゃんではないかと睨んでいます。

 

 

 

 

 

 

で、一昨日からリベンジです。掘ってみると、植えた種はほとんど残っていませんでした。

初めてのことなので対応の仕方がわかりません。そこで自分たちで考えられることを幾つか試してみることにしました。まずは、種蒔き後の土掛けを前回より入念に固めました。そして、畝近くの空いた場所に余った種をバラ撒きました。この種を食べているうちに、本命の種から芽が出てくれないかなと思っています。

 

 

 

 

 

 

昨日、モロコシの畝を確認したら1箇所掘られていました。モロコシ箒が出来ないと困るので、追加で藁をかぶせてみることに。さぁ、上手く芽が出てくれるでしょうか。