糸枠のアク抜き

 

糸枠を新調したので、先日アク抜きをしました。

座繰りの場合、湿った生糸を糸枠に巻き取りますから、接触する四つ角のところに木材のアクが染み出てくるのです。これまで糸枠を新調したときは寸胴鍋でぐつぐつ煮ていました。何回か煮こぼせばだいたい大丈夫なのですが、中にはそれでも出てくるのがあって困りものでした。

 

そんなとき、養蚕道具を洗浄する際に漬け置きの重りにしている木材が白くなっていることに気がつきました。それで試しに糸枠を漂白してみたら、煮ていたときより良好でした。漂白剤を溶かした湯に数時間漬け置きますが、時間が長すぎると材を傷めるので要注意です。中古の煤けた大枠もこの方法で洗浄できました。ただ、材が細いと水気で歪むものもあるので、試される方はご自分の責任でお願いしますね。

 

ちなみに、この糸枠は桐生の齋藤機料店さんのものです。座繰り専用の糸枠で、厚みのある材を使っているので歪みが少ないです。