小諸の氷風穴

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ここ連日の風穴探訪は、今日の投稿でひと段落です。このところずっと書いていたのは今日の風穴を載せたかったからです。文筆下手ですが、あと少しお付き合いください。

 

ちょうど1ヶ月ほど前になりますが、避暑のため長野へ遊びに行きました。午後からの出発だったので、家から近い小諸市へ。そして、今回もそのルート沿いにある風穴を見てみようということになりました。

 

 

 

 

 

 

夕方頃、このような長閑な場所にやってきました。事前の夫の調べで、この小高い山の中に風穴があるようなのです。

 

 

 

 

 

 

この日はスカートでしたし、薮漕ぎになるならわたしは車で待機しようと、あまり乗り気では無い日でした。

 

車で山道に入ってほどなく、このように開けた空間が広がりました。

 

なにここ!?

 

 

 

 

 

 

屋根がある!!!

 

 

 

 

 

 

建物入口に立つと、戸のすき間から凄くひんやりとした冷気が流れ出ていて、足下に停滞しています。

 

入り口の上にある看板には、【● 本風穴の創設 明治七年参月 一回の改築 明治四十年弐月 二回の改築 明治四十四年参月】と書かれていました。

 

 

 

 

 

 

戸にも文字が残っていました。ほとんどかすれていますが【蚕種貯蔵】と書いてあるのが読めました。

 

これまで見てきた風穴は石積みが残っているのみでした。新しく建て直した風穴小屋があるのは本で読んで知っていますが、このように歴史を感じさせる建物を見るのは初めてです。それも、ここ数年のうちに書かれたと思われる【消してからしめて下さい】の貼り紙。新しい電気配線とスイッチ。これは現在も使われているに違いありません。

 

 

 

 

 

 

このエリアには、大小いくつも風穴がありました。大半は上屋は壊れて石積みのみになっていましたが、先に紹介したところの他に、最近整備したばかりのような風穴がありました。ワインでも貯蔵していそうなオシャレな扉です。遠くから見るとホビットが現れそうな幻想的な佇まいでした。

 

いまも風穴が活かされているなんて驚きです。内部を拝見してみたい!!想像するだけでわくわくしてきます。信州、小諸、スゴイところだ!!!

 

 

 

 

 

 

【氷室稲荷大明神】の鳥居と小さな御社が御祭りしてありました。

 

 

 

 

 

 

廃屋になった風穴を1つご紹介します。

 

 

 

 

 

 

道沿いから見た状態。

 

 

 

 

 

 

反対側からのぞんだ写真。軽量鉄骨造です。明治の風穴は木造でしょうから、この造りは新鮮です。近年まで使われるとこんなに近代的になるのですね。実用を考えるとこの様な建物になるのは必然ですね。この風穴の歴史的変遷を考えたとき、この鉄骨構造物は大変貴重な資料だと思いました。

 

 

 

 

 

 

入り口からの風景。リフトがありました。活用されていた頃の写真があれば見てみたいです。

 

群馬を中心に私が幾つか見てきた風穴は、山の中にあり、現在の居住エリアから遠く離れていて、見学するにも不便でした。今回の氷区の風穴群は、居住エリアに大変近い立地にあります。今でも利用されている風穴があるのも、その環境だからでしょう。そして新たに活用しているような雰囲気を垣間見て、この地域の方がこの風穴を大切に考えていることを感じました。活用されている風穴を初めて見て、使われている建物を見るのは軌跡よりも生き生きとしていて楽しいですね。このような物件が他にもあるなら見に行きたいです。

 

 

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さてさて、後日、小諸の風穴を調べていて、偶然にも9月2日・3日に小諸で風穴サミットが開催されることを知ったのでご案内します。そして、なんと!この氷区の風穴を見学するツアーも企画されていることがわかりました。ご興味ある方はぜひ、お問い合せしてみてください。全国風穴サミット in 信州小諸