2年前にいらした " Silk Study Tour in Japan " さんが今年も来館くださいました。

お天気がすぐれない日でしたが、小雨だったので隣接の桑畑から見ていただきました。

 

 

 

 

 

 

それから蚕室へ。蚕は4令の5日目でした。この春は2種類の蚕を飼育していて、1種類は日本を代表する原種なので、その繭もお見せでき、個人的に満足。

 

 

 

 

 

 

この日のツアーは、「 碓氷製糸 → 蚕絲館 → 富岡製糸場 」の流れ。当館は、碓氷製糸さんと富岡製糸場のちょうど中間にあります。

 

事前に座繰りと真綿づくりを見たいというお話だったので、ご用意しました。(真綿はton-caraさんのWSでおこなっています。通常は当館の見学では行っていません。この日は特別です。)碓氷製糸さんで細くてきれいな生糸を見学しているので、当館の座繰りは農家で屑繭を原料にひいていた玉糸の製糸方法を見ていただきました。そして、真綿も見ていただきました。昔の本に「糸取り三日、真綿一年」というのがあります。座繰りより真綿の方が習得するのは難しいのです。そんなことも説明しながら。みなさん、とってもリアクションが良いのでこちらも楽しめました。ありがとうございました。

 

外国からのお客さまがいらっしゃると、自分たちが行っている活動を広い目で見る切っ掛けをいただけます。日本の絹文化の捉え方です。今よりも深く、楽しく、これからも精進して行きたいと思いました。