前回の続きです。


工務店にもいろいろあるって書きました。




①電話帳に名前があるだけのところ


②一応HPはあるけどどこかから提供されたフォーマットに必要事項だけかいた程度


③それなりに見栄えするHPができていてブログもあるけど更新が数か月に一度


④HPも施工例やブログがあるし検索サイトにもあるけど、建ててる家のデザインが特に魅かれるものではない


⑤HPも充実、工務店検索サイトにも載ってる、建ててる家のデザインも素敵







「いい工務店」は①から⑤までのどこでもあてはまるって書きました。


その「いい工務店」とは何かってことがポイントなんですけど。




「いい工務店」の条件として私が重要視するのが「職人さんの腕」です。


いい職人さんを大事に使っているか、育てているか、これは工務店にとって大きな実力です。


腕のいい職人さんはそう簡単にはいません。経験年数があればいい職人というわけではありません。


いい職人さんが必ずしも⑤にいるわけではないのです。案外、昔から一人親方として身内だけでやってるような工務店のほうが腕がいいかもしれません。



前回の記事で、おしゃれな家を創る会社の見学会でがっかりした、とかきました。


職人の腕が全然よくなかったのです。完成した建物をみただけで職人の腕はわかります。





見るべき個所は、隙間・継ぎ目・角・部材の取り付け方。


こういうのを総じて「納まり(おさまり)」といいます。




そのおしゃれな家は、納まりが汚かったのです。私が監理してたらやり直しさせるな・・・。


間取りがかいてある図面のとおりに部屋つくって窓つけて・・・で誰でも同じように家ができるわけではありません。


腕のいい職人は納まりを考えて進めていきます。


そういうことを指導していくのが工務店の現場監督なので、いい職人いい現場監督いい工務店といえます。




この部分は、HPや広告や建物デザインではわからないことです。


表面上の見栄えだけで工務店選びは難しいですね。