「隆臣くん、ここのカフェで待ち合わせしてるの」
『誰とでしゅか? 』
そう言ったのに…
「パパ、もう来てるかな?」
『 パーパ?パーパがいるの?どこにぃ?』
「乃愛、こっちだよ」
優しい声が聞こえた。
「あ、隆二さん来てたの?」
『 パーパだ‼️パーパ、たぁくんでしゅよ!』
「隆臣、エスコートありがとね」
「うん、じゃあ僕、サークルがあるから行くね」
『 ヘンテコね?パーパたっちしてるのに、たぁくんと一緒のところにお顔があるよ💦』
「たぁくん、ありがと」
『あー‼️ほらぁ!たぁくんって言ったよ💦やっぱり乃愛だ‼️ 』
「その”たぁくん”って呼び方やめてよ💦」
「ダメ?」
「うーん…まぁ、いいけどね」
「またLINEする。デート楽しんでね!」
『パーパだけパーパで、乃愛もたぁくんもなんだかおっきいのね💦』
『 乃愛とパーパ、デートしゅるんだって!おとーしゃんはどこなの?』
『 パーパ、乃愛にとられちゃうよ💦たぁくん知らないからね…』
隆臣は乃愛や隆二と別れ、歩きながらショーウィンドウに映った自分の姿を見た。
つづく