『W旦那+(プラス)』 はじめてのおつかい③三代目妄想劇場 特別編 | マヤブログ(妄想ストーリー)

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現在は三代目ファンフィクション専用垢です。
ちょいと前にブログ、オリジナル漫画、なんちゃってキャラ弁etcを公開してました。時々「はじこい妄想ストーリー」や「BTS妄想ストーリー」も気まぐれに書いてます。

ELLY「あ‼こ…転ぶ‼」



健二郎「うわぁぁああ!アカン💦」



直己「ダメだこりゃ…うわぁ!」



ドドドド…っと三人が将棋倒しになり、玄関に荷物が散乱した。



隆臣はサッと隆二の方に身を寄せて巻き込まれずに済んだ。



放り出されたゲージの入り口が開き、ヒョウ柄のちび猫が飛び出した。



「ニャアオ」



うまく着地し尻尾を立てて隆二と隆臣の足元にやってきた。



隆臣「ニャーニャ!だいじょーぶ?」



隆二「隆臣も子猫ちゃんもケガしなかったか?」



健二郎「おーい…隆二!早く助けてくれっ」



折り重なっている三人の一番下にいる健二郎が助けを求めた。



隆二「ああ…待ってて!たっくんと子猫ちゃんはここでじっとしてなさい」



隆二が子猫を拾い上げて隆臣の膝に乗せた。



「ニャーニャ🎵びっくりしたね?いいこいいこ」



隆臣が子猫を恐々抱いて頭を撫でている。



上に乗っかっている直己から順番に手を貸して起こしていく。



隆二「なんでこうなっちゃったの?直己さん大丈夫ですか?」



直己「俺なら心配ない。ELLY、健二郎ケガしてないか?」



ELLY「大丈夫、問題ないよ♪」



健二郎「…三人同時に中へ入ろうってするからバランス崩したんや」



隆二「なにもそんなに急がなくっても  笑」



ELLY「EV降りた辺りで、ゲージから異様な匂いが漂ってきてさぁ」



健二郎「こりゃトイレのサインやろ?ってんでみんな慌てとったんやな」



目を細めて笑っていた隆二の表情が変わった。



隆二「…いや、ちょっと待った。何で子猫がいんの?」



健二郎「今頃気づいたんか?遅っ…」



隆臣「たぁくんにニャーニャー買ってくれたのよ♪」



隆二「誰が?健ちゃんだな」



健二郎「いや待って!俺ちゃうし💦」



隆二「…ELLYか?」



ELLY「stop!今市くん、俺じゃないって」



直己「隆二、俺が隆臣に買ってやったんだ。
少し早めの誕生祝いでな」



隆二「…ええ⁉マジッすか?」



直己「ああ」



隆臣「パーパ、ニャーニャおうちにきてもいいでしょ?」



「ミュー…」



隆臣が頬で子猫にすりすりしながら、おねだりの表情で隆二を見ている。


一同が固唾を飲んでいる。



隆二「直己さんには申し訳ないけど」





隆二「…絶対にダーメ!返してきなさい」



隆臣はびっくりして子猫を抱きしめた。




つづく