「あんなギョロ目の超合金でできた奴に、誰が欲情するかよ、…ったく」
ベッドに寝そべってTVを見ていると、臣が風呂から出てごそごそと布団の中に入ってきた。
あれから二時間ほど経過している。
布団の中でくるりと背を向けた。
「…おみ?」
「くそぉ、三回も…」
「隆二、襲われたくなかったら、俺に話しかけんなょ」
「…SPYに聞いたよ。なんとかって木の実食べさせられて、ドッカーンだって?」
「…しばらく役に立たないから」
「どれ?顔見せて…」
隆二は臣が頭から被っている布団を捲って上から覗きこんだ。
「うっわ…ホントにげっそりしてる💦」
「…俺のことはほっといてくれ」
「やべ…ウケる」
「他人事だと思って!この…」
臣は隆二の手首を掴んで布団に引きずり込もうとした。
「…待ってよ‼臣見て❗ 」
昼の情報番組でOMIとRYUJIが取材を受けている。
「…うっわ、ホントに俺そっくりで気持ち悪ぃ」
「きちんと取材に返答できんのかな?」
臣は隆二を後ろから抱きしめ、その髪に顔を埋めた。
「おみ…」
「心配ないって、当分復活しないから」
to be continued…
次回はpixiv限定公開になります。