全米で話題騒然の小説『パチンコ』( リアルな在日朝鮮人の声を聞いて) | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

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From The New York Times(USA) ニューヨーク・タイムズ(米国)

 

 

 

なぜ日本のメディアは取り上げない? 

 

全米で話題騒然の小説『パチンコ』

 
 
 
 
 
 
米国で話題を集めている小説がある。タイトルは『pachinko』、そう、日本でお馴染みのあのパチンコである。

著者は米国在住の韓国系アメリカ人、イ・ミンジン氏。第二次世界大戦の前から1980年代にかけての日本を舞台に四世代の韓国系の家族を描いている。なぜか日本では取り上げられないこの小説の著者イ氏に米国「ニューヨーク・タイムズ」紙が日本の新大久保でインタビューした。


日本のなかでも雑多な雰囲気で、多言語の飛び交う街として知られる東京・新大久保。

韓国系の人々が多く住むこの街には、近年さまざまな国から移住者がやってくる。韓国系の肉料理店だけでなく、ハラール・フード(イスラム法で許された食材)を扱う料理店など、アジア諸外国の店舗が軒を連ねる新大久保は、民族・文化的に均質とされる日本では異質の街なみを形成している。

そんな新大久保は、小説家Min Jin Lee(イ・ミンジン)氏と会うのにぴったりな場所だった。韓国のソウルで生まれ、幼いころに家族でアメリカに移住した彼女は、去年『Pachinko(パチンコ)』という小説を出版。この歴史小説はまたたく間に話題となり、アメリカで最も権威のある文学賞のひとつ、「全米図書賞」にノミネートされた。

彼女は10年前にも韓国系移民を題材とした小説を出している。その『Free Food for Millionaires(億万長者のただ食らい)』ではニューヨークを舞台に設定し、彼女と同じような韓国系アメリカ人を描いたが、今度の『パチンコ』では地球の反対側、つまり日本と朝鮮半島が舞台となっている。
 
 
 
 

 

(世界各国で話題になっているが、舞台となっている日本では取り上げられない小説)

 

 

 

彼女によれば、このようなパチンコ経営の現状こそ、在日朝鮮人が置かれている社会的立場の縮図となっている。彼らは日本社会に定着している、しかしその一員だと法的に受け入れられているわけではないのだ。

イ氏の家族は韓国系移民のなかでもバラ色の経歴を辿ってきたといえる。彼女の父親は韓国で化粧品会社を営んでいたが、朝鮮半島が再び戦火に巻き込まれることを恐れ、移住を決意。そして1970年代の半ばにニューヨークへと渡ると、マンハッタンのブロードウェイ31丁目で店を始めた。

店はすぐに成長を遂げて、アパレル・装飾系の卸売業を展開するようになり、勤勉に働いた彼らは中産階級の仲間入り。さらに貯蓄の甲斐があって、イ氏を含めた3人の娘を大学へ行かせることもできた。

『パチンコ』は、イ氏が粘り強く取り組んだ結果生まれた作品である。1990年代の終わりから2000年代の初めにかけて、彼女は初稿を執筆していたが、もともとはテーマも内容も限定された小説だった。当初の予定では、主人公のソロモン・バークは投資銀行に勤める野心溢れた青年であり、東京へと転勤したものの差別や裏切りに遭う、という構想だった。

「でもひどくつまらない小説になってしまったんです」と彼女は言う。大きな社会問題を扱ってはいても、登場人物や人間関係に緻密さや現実味が足りなかったのだ。

 

 

 

 

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https://courrier.jp/news/archives/110308/2/

 

 

 

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