こんにちは、ほたるです。
こちらの続きです。
「それからね、プチグレンさんに限らずだけど、新人さんや2年目の子達は笑顔がないんだよね。
業務に追われて、余裕がないのかもしれないけど、笑顔であれば、こちらの気持ちは和らぎます。
うまく言葉にならないとか、説明が上手にできないと思っているとしたら、せめてにっこり笑うだけで印象が変わりますよ。無理に笑うことはないけど、マスクをしていても、口角を上げているだけで違うと思います」と、はっきり言ってみました。
「確かに、笑顔ですよね〜。彼女達、学生生活をコロナ禍で過ごしてきたんですよ。まるまる4年間。
その子の性格にも拠るところもあるとは思いますが、対面でのコミュニケーションを図る経験が少なかったと思います。
マスクをしていると、どうしても表情がわかりにくい。そういった弊害はないとは言えないかと。
それから、やっぱりその〜世代というか。そういうところでも、難しいところがありまして」
デージーさん、急に口ごもる。
「世代というと?」
「言い方に気をつけないと、パワハラと取られることもあって、なかなか難しいんです」
なるほど、そういう時代なのか。
私は20年ほど前にアパレルの販売をしていましたが、その時の店長から、パワハラを受け、体調を崩しました、会社に言っても取り合ってくれず、やんわりと退職をすすめられ、やむを得ず退職しました。パワハラする方に問題があるのに、被害に遭った私が辞めるっていうおかしな時代でした。
時代というか、そもそもアパレル業界は離職率が高くて、業界自体が相当おかしかった。
コロナ禍とパワハラ。
看護師YouTuberのパワハラをモチーフにした動画を、何本か見たことがあります。多少、話は盛っているけど、まんざら嘘ではない。
新人さんが先輩に「ダブルチェックお願いします」と頼むと「状況見て」と言われて、無視されたり。
「状況見て、動いてよ」とか、勤務中、熱が出ても「解熱剤使ってでも、仕事やって」と、早退させてくれないとか。挨拶しないとか。
早退させてくれないのは、単に人手不足ということなんですけどね。
「頭を悩ますところではありますけど、そうは言っても、どう育てていくかは、上の者の仕事ですから、難しいなんて言っていられませんね。
言いにくいことを言って下さって、ありがとうございます。
こうした患者さんの声が、私達の励みになります。
お話し聞かせて頂き、感謝いたします」
気になることをそのままにしておくのは、心身にいい影響を与えません。
病棟が忙しそうだと、ついナースコールをすることをためらってしまうことがありますが、それは、お互いのためになりません。
こんなことでナースコールしてもいいのかと思っても、頼み方ひとつ、言い方ひとつです。
お互い気持ちのよい看護があるはずと思っています。
デージーさん、頑張って下さいね。
よろしく頼みますよ。
私がはまってる看護師YouTube。