雨上がりに潤った風を
深く吸って歩き出す二人
君の側が僕には似合う
帰るような旅立ち
ほら、東の空
ほら、七色の虹
ほら、鳥たちの声
ほら、透き通る時
見溜まりに落ちている空を
覗き込んで目を合わす二人
何も言わず心で誓う
次の朝へ旅立ち
ほら、ほろ宵の街
ほら、ざわめきの群れ
ほら、すれ違う人
ほら、ふり向けば夢
一人きりで歩いてた道に
違う明日重ね合う二人
靴音の音を追い駈けながら
僕は君へ旅立ち
ほら、東の空
ほら、消えている虹
ほら、目を覚ます星
ほら、十五夜の月
迷いながら過ごしてた夜を
忘れながら頬笑みが二つ
たとえ二人眠っていても
同じ朝へ旅立ち